ドラマ「嫌われる勇気」に学ぶ 本当の幸せを見つける方法
原作に書かれた「世界はシンプルである」「誰もが幸福になれる」という言葉が象徴しているように、アドラー心理学では、人は幸福になるために、世界も人生もシンプルであることを認識する必要があると説いています。物事が複雑に見えるのは、自ら複雑にしているだけで、俯瞰して客観的に見れば世界はとてもシンプルなのだと。
また、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」とも断定しています。他人との比較や認めて欲しいといった欲求ばかりにとらわれるのではなく、自分の価値観をハッキリさせることで自由に生きることができると。つまり、全ての人から好かれようとするのではなくて、誰かに嫌われても自分の信じる善を選ぶことが、自由で幸福な人生を送るためのポイントになると言っています。
実際、何か行動しようとするときに、誰かに嫌われるかもしれないという不安から、実行に移せなかった経験がある人は多いでしょう。もし行動できたとしても、嫌われるんじゃないかと不安にかられてしまったり……。実は私も、以前は嫌われないように空気を読んで、他人に合わせることを優先していました。
安心してください、みんな嫌われています
当時は周囲に気を使って行動していましたが、全ての人が認めてくれるようなことはありませんでした。