開発担当者に聞く、腸内フローラ「エクオール検査」の活用法
それまでもエクオールも測定は可能だったのですが、高価な研究機器が必要だったので検査料も高額に。もっと一般の多くの人に手軽に検査してもらえるよう、4年前に商品化へ向けて動き出しました。
エクオール検査に込められた思いとは?
機能性食品が急速に進歩していく中、食品に対するエビデンスがどんどん求められ、個人個人にあった食品を選ぶ時代。特に若い世代は食生活の変化に伴いエクオールを作れる人が20〜30%と減少しています。
女性は特に、将来更年期障害や骨粗しょう症の患者が増えるのではないか?と懸念されています。高齢化社会が進み「平均寿命」は長くても「健康寿命」となれば……話はまた別ですから。
このイソフラボンのように、興味の入り口は肌や美容に関することでも、最終的に食生活への気づきや骨などの健康維持につながれば良いと考えています。
また、これからお母さんになられる女性たちに、幼児期の食生活がとても重要だということを知ってもらいたいのです。
と言うのも、腸内細菌は生まれた時は無菌状態で、腸の成長と共にどんどん増え「幼少期に大豆製品をたくさん食べているとエクオールも生成されやすい」と言う研究結果が出ています。