29億円で落札された絵より子どもの落書きのほうが価値あるかも!?【すぐそこにある芸術~インテリアにもピッタリのお手軽アート入門vol.2~】
「芸術・アート」をもっと気軽に楽しむために、インテリアにも合うオシャレなアートをご紹介する「お手軽アート入門」。前回は、マーク・ロスコをご紹介しました。今回はイラストレーションにも通じるふたりの作家をご紹介したいと思います。
「芸術は難しい」なんて考えることは、全くありません!自由に感じて、楽しめばいいんです。では、さっそく、ご紹介しましょう。
ジョアン・ミロ(Joan Miró)1893-1983(スペイン)多くの作家がそうであるように、ミロの作風も時代とともに変化していきます。その中でも最も有名で人気があるのが、こどもの落書きにも見えるような、線と記号化された作品たちです。
私は、最初にミロの絵を見たとき、単純に「カワイイ!」と声をあげてしまいました。
ポップでユーモラスなんだけど、深みのある色彩がツボにはまったんでしょうね。
こちらは、有名な星座シリーズ。リズミカルで楽しい作品ですが、制作時期は第二次世界大戦のころです。残虐な行為に対する絶望が、モチーフとなった星や音楽、女性に癒しを求めたのでしょうか。
デタラメなようにもみえますが、実は、どの絵も詳細なモチーフと場面が存在しているそうです。