意外と知らない? 知らなきゃ損する高齢出産に潜むお金のリスク
なぜなら、産後しばらくは、体力がかなり衰えているから。
高齢出産は、出産にも医学的なリスクがありますが、それ以上に育児による体力的なダメージが大きいんです。仕事復帰しても子どもが熱を出して会社に行けない、という話は良く聞きますが、実は自分がダウンしてしまうことも多いのです。
筆者も30代で出産しましたが、体力の低下でひんぱんに風邪をひいて高熱にうなされ、母乳をあげている影響で髪が抜けまくり、体はボロボロ……と、かなりダメージを受けました。
まわりをみても、20代ママからはそんな話は聞かないのですが、30代ママは口をそろえて「そうそう!」といいます。産前と同じレベルの仕事をするのは、体力・精神力ともに、よほどタフじゃないときついです。
子どもにお金がかかるときにリタイアかも?運よく仕事復帰できたとしても、残念ながらまだ安心はできません。出産は、お金の面ではまだまだスタートに過ぎないからです。
子どもに、最もお金がかかるのは高校、大学のときです。つまり、出産から15~22年後。
そのとき、あなたは働いているでしょうか?もし37歳で出産したなら、子どもが大学に入学するときは55歳。