とりあえず「メールで届いたPDFにサインして」大学を辞めたときのこと【ビアンカ・チェン・コスタンゾさん インタビュー・第6回】
スペインのバルセロナを拠点として活躍している、デザイナーにして技術者のビアンカさんに「はたらくこと」についてインタビューをしています。
6回目の今回も、前回に引き続き、ビアンカさんに「学歴とはたらくこと」と、ビアンカさんの人生の転機についてお話をお聞きしました。
さっそくご紹介しましょう。
MIT(マサチューセッツ工科大学)を辞め、Appleのインターンに戻るビアンカさん(以下B):それで、このMITの学期はベネチアから戻ってきて終えたのです。それで、その後大学を辞めることを決めたのです。
両親にこのことを話したら信じてくれなくて。でも、その時は厳しい時期でもありました。
家族の「危機」で、私の祖父が危篤でした。
だから私はブラジルに飛び、彼の世話をするためにブラジルに1ヶ月滞在したのです。
これ、みなさんに話したほうがいいのでしょうか。
ブラジルに居た時のことはよく覚えています。ブラジルから大学に電話をかけて、辞めました(笑)。
ちょっと馬鹿げているのですが、大学側がメール添付でPDFを送ってきたので、そこにサインして。
と言っても、実際のところMITを「辞めた」のではなく、2010年から10年以内にはまた大学に戻って学部のコースを終えることができるのですが。