他人の期待に応えているだけで「自分がやりたいこと」ではないと気づいたとき~自分のために自分で決断する人生~ 【ビアンカ・チェン・コスタンゾさん インタビュー・第10回】
バルセロナを拠点に、非常に独創的なデザインのブランケットをつくっていらっしゃるビアンカさんに、はたらくことについてお話をお聞きするシリーズも、今回で10回目となりました。
今回は、世間一般的に言えば、かなりの高学歴の持ち主であるビアンカさんが、いつ、どのようにしてゼロから資金を集める「起業家」になったのか?その転機となる確信に迫ってみたいと思います。
さっそくご紹介しましょう。
「ノーマル」なプランに従うことをやめて自分の心に従う生き方を選んだビアンカさん(以下B): そうですね、大学に入るまではいろんなことをうまくこなせていて、周囲の人には「よくやったね」と褒められてばかりでした。
それが嫌だったのですが。でも期待に応える「ノーマル」なプランに従っていました。
それで、大学の1日目に、そのプランが好きじゃないと思ったのです。
何かがおかしいと初日から気づきました。
私のプランは機能しないだろうって。
聞き手Takako (以下T): それまでは他の人があなたにこうあってほしいという姿になろうとしていたのですか。
B: その通り。
さらに、大学を辞めるまでそのプランを続けていたと言えるかもしれません。