ドラマ『ファーストクラス』で繰り広げられる「女の格付け」の本質とは?
今年4月クールで放送されていた第1シリーズから、キャストもスピード感もパワーアップしており、女性独特の毒々しい世界観がさらに過激に描かれています。
1.ハマってしまう要因は「女同士の格付け」
見どころがたくさんあるこのドラマ。一番のポイントは、なんと言っても女たちの腹黒さが惜しげもなく披露されているところです。
「このドラマ、腹黒い!」
そう感じる一番の要素が、女性同士がそれぞれを値踏みするように観察して格付けし合い、自分の位置確認をする「マウンティング」が激しく繰り広げられていることにあります。
これは、現実の女社会でも意識的、もしくは無意識的にされていることでしょう。仕事や財力、容姿、女子力、コミュニケーション力などを総動員させ、自分は周りより優れているかどうかを確認する……。
多かれ少なかれ、女性だけでなく男性もこのマウンティングを日々の中で行っています。
だからこそ、社会的地位の認識があったり、願望・嫉妬・希望・絶望という気持ちがそれぞれの世界の中で生まれたりします。
2.マウンティングは、成果の対価
自分が目標に向かって努力していることは、自分が一番知っています。ただ、それを他人にわかってもらうのは、意外と難しいものです。
そこで、マウンティングは自分の成果を表す指標として、非常に重要なのです。
「他人に評価されたい」
その承認欲求が、他人と自分を比べる格付けをさせるのです。
3.状況がはっきりわかる
日本人は他人にモノを言うことを遠慮してしまう人が多いので、あれだけはっきりと状況を認識できるような格付けを見ると、すっきりするものです。
普段できないことをドラマの中でキャストがやってくれて、「見ていて爽快!」というのもありますね。
昨年『半沢直樹』(TBS系)が流行ったのも、サラリーマンの「日頃のストレスや鬱憤を晴らしたい」「あんなふうに自分も上司や会社に物申したい!」という気持ちを代弁してくれたからでしょう。
女性として、人として、向上心を持って生きていくには、時に逃れられないマウンティング。でも、その裏には、必死に上に向かってもがきながら成長する、女性たちの姿があるのです。いかがでしたか?
しばらくはドラマに備えて、早めに家に帰る日々が続きそうですね。
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