女性大臣が辞任!守るんじゃなくて「支えてくれる」素敵な男性の要件とは!?
辞めたふたりのワキが甘かったと言ってしまえばそれまでで、ここで辞任の要因について語るつもりはありません。
ただ、私はこの辞任から、男女関係のあり方について日頃思っていることをますます強く感じました。
忘れられないお蝶夫人の言葉
マンガ『エースをねらえ!』の中で、子供心に「これは深い」と感じた言葉があります。
「女性がひとつの道を突き進もうと思った時、理解ある優秀な男性の導きは不可欠です」(昔の記憶なので、正確ではないことをご容赦ください)
これは、お蝶夫人こと竜崎麗香が、テニス協会理事の父に対して放った感謝の言葉です。
お蝶夫人が華やかなテニス人生を送ることができたのは、お蝶夫人の父が陰ながらお蝶夫人を導いてくれたから、という意味ですが、やはりどんな世界でも、女性が社会進出するためには、優秀な男性の存在が不可欠であると思います。
「女性活用」と言いながらもフォローはナシ
私は、どの世界でも女性で優秀な方は多いと思っています。
でも、実際にいまの日本は男性中心の社会ですし、「女性の活用や活躍」などの言葉が毎年とり挙げられるものの、それが実行されているケースは少ないでしょう。
政界では、客寄せパンダのように扱われることもあります。
今回の件にしても、男性は、女性大臣の能力が優秀だから国政のために役立ててほしいと言いつつ、なにかあったときのフォロー体制は何ひとつなかったと思います。
そもそも、女性の活用の意図が、女性の能力を活かすためではなくて、女性の能力を利用して、自分たち(男性)が優位になるという欲望の表れが強いですね。
表向きには女性の能力を評価しているように見せて、それらしい場を与えはするけれど、「後はちゃんとやってね。場を与えたんだから、当然それに見合う見返りを期待するよ」と、あとのことは放置なんですよね……。
優秀な男性の導きはあなたに必要不可欠!
女性は、「優秀」というだけでは上にはのぼれません。
女性が活躍するには、いま社会で優位に立っている男性からの引きたてが必要不可欠だと思います。
もちろん、媚を売ったり甘えたり、「女性」を武器にして男性を利用するケースとは違います。
そして、男性がひいたレールに乗らせてもらう、というのとも違います。
真に優秀な女性は、「お互いの強みを活かして世の中を良くしましょう」と思っているし、引くところは引くという奥ゆかしさも持っています。それを男性が理解できたときに初めて、女性の活躍の場ができるのかもしれません。
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