まもなく解禁!オトナ女子が知っておきたい「ボジョレー・ヌーボー」豆知識
広告や宣伝などでよく耳にしますが「実際のところ、よく知らないかも」という人も多いのではないでしょうか。
どんなワインなのか、解禁前におさらいをしておきましょう。旬のトピックなので、知っておけば重宝すること間違いなしですよ。
そもそも、ボジョレー・ヌーボーとは?
フランスを代表するワインの産地ブルゴーニュ。この地方には「ワイン街道」と呼ばれる、ぶどう畑が広がる一帯があります。
このひとつを構成するボジョレー地区で作られるボジョレーワインの新酒を「ボジョレー・ヌーボー」と呼びます。
独特の製法に加えて、短期間の醸造工程で作られることもあり、フレッシュで軽やかな味わいが魅力。
多くのボジョレー・ヌーボーは赤ワインですが、ロゼも生産されています。ただ、おもしろいことに白の新酒はないのです!
毎年11月の第3木曜日から、翌年の8月までしか市場に出回らない期間限定のワインというのも、人気の理由のひとつかもしれませんね。
「ボジョレー・ヌーボーはぶどうジュースみたいで軽すぎる」という方は、上記写真の「ボジョレー・ヴィラージュ」など、ヌーボー以外のボジョレーワインを試して、新酒との違いを楽しんでみるのもオススメです。
なんで解禁日は11月の第3木曜日なの?
ボジョレーの新酒ができあがるのは、毎年11月11日頃とされていて、当初はその日が解禁日になっていました。
しかし、日曜や祝日になるとデパートやスーパーのシャッターが下りてしまうフランスでは、もし解禁日が週末や祝日と重なれば、ワインの流通がスムーズにいかなくなってしまいます。
そこで、平日に設定しておけば安心ということで、この日が採用されたといわれています。
実はフランスより早い!? 日本の解禁日
日本はボジョレー・ヌーボーの輸入量トップを誇る、大のお得意様。だからかどうかはわかりませんが、時差の関係で日本はフランスより早く解禁日を迎えます。
ボジョレー・ヌーボーの楽しみ方
1000円台から購入できるボジョレー・ヌーボーは、家飲みにも最適です。
「赤ワインは常温で飲む」という概念は忘れて、冷蔵庫でほんの少し冷やしてからいただきましょう。あっさりした味の料理と相性が良いので、食事にも合わせやすいですよ。ボジョレー・ヌーボーもおもしろいワインですが、ボジョレー地区以外のブルゴーニュワインにも美味しいものがたくさんあるので(少々高価ですが)、いろいろ試してみてくださいね。
それにしても、私たち日本人は初物が好きですね。当のフランスでは国を挙げて盛り上がる様子はなく、日本国内の方がずっと楽しそうです。
※参考: フランスワイン事典、サントリー
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