「毎日がつまらない」を解消するなら?キラキラした日常の追いかけ方
テレビやネットの中では、キラキラした女性たちがキラキラ生きる秘訣を語っていて、海外に暮らすわたしは「今の日本の女性たちは、スゴイことになってるな」と関心しきりです。
だってわたしが日本で働いていたときは、毎日はそんなにキラキラしていなかったから。
このつまらない毎日は、いつ終わるのか?
終電間際にあわててオフィスのパソコンを落とし、走って電車にとび乗っても、降りた駅で誰かが待っているわけでもなく、徒歩15分のアパートまでの道のりは果てしなく遠く感じたものでした。
そして部屋にたどり着いたわたしが発するのが、冒頭のぼやきです。
唯一の希望は年末年始の長期休暇。そこまで頑張れば、きっとこの日々は終わるはず。
休暇明けには、また同じような日が繰り返される可能性は高いけれど、もしかしたら何か変わるかもしれないという希望を持たずにはいられませんでした。
若い頃のわたしは、キラキラと輝く瞬間を探して探して、さまよっていたのだと思います。
つまらない毎日にも彩りはある
キラキラ輝く瞬間の代表と言えば、結婚式ではないでしょうか。人生でたった一回(もしくは数回)、女性が1日だけ主役になれる瞬間です。
結婚式に出席するたびに、花嫁のあまりの眩しさに目がくらみそうになります。まるでこれからの人生も、輝き続けることが保証されたかのようです。
「綺羅星のように輝く結婚式の一瞬が、人生をずーっと照らしてくれる」と。
しかし現実は、そうではないようです。
結婚式が頂点で、あとは緩やかに下っていくように感じる人は多いと言います。
毎日の生活はそれほど華やかではなくて、色に例えたら茶色や紫かもしれません。思ってたんと違う・・・・・・。
でも、地味でつまらない茶色い日々の繰り返しも、実はそれほど暗くはないものです。輝く星がいくつもあっても夜は暗く、くすんだ色でも昼間の方が明いように。
振り返ってみると、想像以上に人生が彩り豊かだったことに気づきます。わたしはもう、キラキラ輝く星を探すことはやめました。
わたしが明日も履歴書を送るワケ
わたしは、いくつかのウェブマガジンでコラムを書かせていただいてます。
何社も応募して、やっと受かった数社です。
そこでライター一覧を開くと、ライターのみなさんのプロフィールをみることができます。それはもう「この人たち、すごいな」と唸ってしまうような肩書きがずらりと並んでいて、これといった肩書きのないわたしには、ちょっとしたコンプレックスなのです。
「そんな地味で取り柄の無いわたしでも、ライターになれましたよ。みなさんも頑張って!ANGIEをよろしく!」などとお伝えしたいのではありません。
わたしは今も、ライターに応募しては落ちています。相変わらず、取るに足りない毎日です。
でも若い頃のように、輝く一瞬をつかめないからと絶望したりはしません。
絶望さえしなければ、人生はそこそこ明るいものですから。
そこそこ明るければ、また明日も進むことができます。
だからわたしは、明日も懲りずに履歴書を送るのです。往生際が悪い?
まあ、ひとつくらいは、しぶとく諦めないことがあっても良いでしょう。