一緒にいた時には正直に伝えられない・・・春の別れの心模様に思わず涙!
新生活が始まる春には、都会を目指す人が増えます。
これから始まる刺激的な日々にワクワクして胸が躍り、新しい世界に少なからず希望を抱く人が多いでしょう。
その反面、見知らぬ都会での暮らしに不安を覚えることも。
これからこの街でうまくやっていけるだろうか?電車の乗り方はわかるだろうか?友達はできるだろうか?
期待と不安と孤独感が入り混じって、ちょっとセンチメンタルな気分で一人で歩いた日のことを私は思い出します。
春は、誰の胸にも「ちょっとほろ苦い思い出」が残っている季節ではないでしょうか?
あなたは「人」と離れましたか?「土地」と離れましたか?
故郷はどこも少し退屈で、家族や友人との濃い関係をときには鬱陶しく感じるものです。
新しい世界に行けば、新しい自分になれるんじゃないか。
そんな期待を胸に、いざ都会に降り立ってみると、そこにはポツンと小さくなった自分がいるだけだったり。
昔から「別れは新しい出会いの始まり」とも言われます。
別れをいつまでも惜しんでいては、その先には進めないという先人からのエールなのでしょう。
たしかに出会いに目を向けた方が、未来は開けやすいことは事実。
スピードが勝負の現代で、過去の感傷に浸っている暇はないのかもしれません。
でも、人は前だけを見て生きてはいけないものです。
過去に後ろ髪を引かれ、過去にとらわれてしまうのもまた、人の心なのです。
残される方が「寂しそうなことを言わない」理由って?
一方、新生活に向けて旅立った人を「送り出した人」のこと。
残された人たちは、何も変わらない日常が、明日もその次の日も続きます。
でも、「残される人」のほうが、心の中で大きな変化を感じるものだと思います。
新しい環境が待っている「送り出される人」と違って、「残される人」の変化といえば、ひとりの人間が自分の日常からいなくなる、それだけなのです。
環境的にはなにも変わらないぶん、寂しさは倍増するのでは、と思います。
でも、寂しいと言ってしまったら、相手の足を引っ張ってしまうから、言えないんです。
心から応援しているけれど、もう少し一緒にいたかった、そんな裏腹な思いがよぎります。「きっとあなたならがんばれる!応援しているよ」と言うのが精一杯。
新天地に行く人のほうがもっと不安で寂しいんだからと、心に言い聞かせて。
「心をつなぐ」方法
そんな春の心模様をリアルに描いた動画「SYNC YELL ~ 上京した瞬間に、地元からのサプライズエール ~」がコチラ。
誰も知り合いのいない都会で、駅を出たとたん、自分を呼びかける懐かしい声が!
離れる者と送り出す者、それぞれが言い残したこと。
一緒にいた時には正直に伝えられなかった気持ちが、画面を通して語られます。
絆の強さは、離れているからこそわかるということは確かにありますよね。
伝えたい人がいる幸せ
皆さんのなかにも、この春、新天地で新しい生活をスタートさせる方もいるでしょう。
これから会えなくなる人に、伝え切れていない想いは、ありませんか?
伝えたいことがあるなら、今が伝えるときかもしれません。
伝えたい人がいること自体、とても幸せなことなんですから!
※参考: au「SYNC YELL ~ 上京した瞬間に、地元からのサプライズエール ~」