【イライラする!】「善意に見せかけた悪意」への対処法とは?
新しい知人の話題になると、こんな風に教えてくれる人がいます。陰口のようにも聞こえる忠告です。
その”●●”がわたしにとっては取るに足りない理由だったりすることもあるのですが、人によっては重要な”●●”なのかもしれません。
きっとその人は、わたしに良かれと思って言ってくれたのでしょう。
でもね、この「良かれ」って必要なんでしょうか?
渡る世間にみる「良かれ」行動の真意
現在は終了してしまった「渡る世間は鬼ばかり」の中で、最大の悪役といえば赤木春恵さん演じる幸楽の姑。
嫁役の泉ピン子さんをいたぶる姿は秀逸でした。
でも、あの姑だってきっと悪意はないんでしょう。
ただ「あんたに良かれと思って、助言してやってるんだよ」というところでしょうか。
でもそこには、善意よりもむしろ悪意を感じてしまいます。
ピン子に代わって「良かれと思うな!」と叫びたかったことも、1度や2度ではありません。
自分の悪意に、自分では気付きにくい
良かれアドバスの多くは、とても独りよがりです。
まるで相手のことを想っているかのような口ぶりでも、実際には「自分に良かれ」と思っているにすぎない、利己的な行為です。
冒頭の話にしても、「あの人のココが気に入らないから、他人にも同じように思って欲しい」という意図が見え隠れします。
人の評価に関する「良かれ」忠告は、アテにならないものです。
そこに悪意といえるほどの感情はないかもしれませんが、自分では自分の悪意に気付きにくいことも事実。
そして他人の悪意には敏感になるというのも、また事実でしょう。
悪意にはどう対処すればいいの?
誰しも多かれ少なかれ利己的な感情を持っているので、自分の損得を考えます。
ですから、善意だけで行動するなんて、とても難しいでしょう。
逆に言えば、他人の悪意に触れずに生きることも難しいということです。
そんな環境で、他人の善悪を見抜いたところで、どうなるわけでもありません。
大切なのは他人の価値観に振り回されて、自分の善意を見失わないことではないでしょうか。
他人のことより、まずは自分!
他人の言動の良し悪しなんて、実はどうでも良いことなのかもしれません。
かのマザー・テレサがこんなことを言っています。
正直で誠実であれば、
人はあなたをだますかもしれません。
それでも正直に誠実でいなさい。
正直に誠実に行動していれば、どんな悪意に触れても、自分に裏切られることはありません。
そして、自分の悪意に苦しむこともなくなるはずです。
自分の悪意以上に厄介な感情なんて、そう多くはないでしょう。