暑くなったら海外旅行!渡航先で女性が巻き込まれやすいトラブルって?
先日「台湾の女性ひとり旅が楽し過ぎる」と書きましたが、海外はどこでも安全、というわけではありません。スリに遭ったり、親切を装って近づいてくる男性に騙されてしまう、というケースも少なくありません。
女性のひとり旅やグループ旅行の際に陥りやすいトラブルと回避策を見ていきましょう。
オシャレをしすぎても、しなさすぎてもNG?
旅行では、オシャレな服装を楽しみたい気もしますよね。
でも渡航先や目的にもよりますが、ドレスコードのある場所を除き、海外旅行では目立つ格好はしないほうがベターです。
例えばイスラム教徒が大半を占めるマレーシアやトルコでは、女性の過度な露出は嫌われる傾向にあります。
モスクを観光の際には、長袖に長めのパンツまたはロングスカートを着用しないと、モスク内の見学を断られる可能性があります。
また、フィリピンやインドなどの国々では「オシャレをしている人=金持ちそうに見える」ので、スリや置き引きの対象になりやすいものです。
海外生活が短くない私も、発展途上国に駐在している友人たちもスリに遭っているため、旅行者の方々は特に注意が必要です!
と言っておきながら、パリやニューヨーク、シンガポールの市内など、洗練された都会のレストランやホテルではオシャレをしないといけない場合もあります。
「Tシャツにビーサンでレストランへ行ったら、入店を断られた」という知人も居ますので、ドレスコードを確認するようにしてくださいね!
親切を装って近づいてくる男性・・・
なるべくなら疑いたくないものですが、世の中、良い人ばかりではありません。
親切を装って近づいてくる男性は、多くの場合、単なるナンパ師か詐欺師だと思ってください。
ナンパの場合は「ご馳走してくれてさようなら」ということも稀にありますが、体目的の場合がほとんどです。
詐欺は、気を引き付けておいてお金を取ったりする悪質な詐欺のケースもあるので、十分に注意してください。
水道水、氷、食べ物に気をつけて!
「水を飲んでお腹をこわした」「屋台で食べた生ものにやられた」というのは、非常によくある話です。まずは、渡航先は水道水を飲んでも大丈夫なのか確認しましょう。
水道水NGの旅行先は、氷入りの飲み物にも気をつけなくてはいけません。
また、水道水で洗ったサラダなどでお腹をこわすことも(こちらも経験済みです。なんと、フィリピンで赤痢に感染……!)
水も空気も違う海外では、体調を崩しがちです。ドラッグストアで薬を購入するのも病院へ行くのも、海外だと不安ですよね。
あらかじめ、飲み慣れた風邪薬や胃腸薬を持っていくと安心です。
上記のトラブル例は、ほんの一部にすぎません。
もっと詳しい情報が知りたい方は、外務省の冊子「海外安全虎の巻」をご覧になってはいかがでしょう?インターネットから無料でダウンロードできますよ。
旅の目的を立てる以外に、渡航先の文化や環境についても予め調べておくと、たいていのトラブルは防げるはずです。
みなさんの海外旅行が、楽しいものになりますように!