「家族には迷惑をかけたくない!」もしも死んだときに金銭的に迷惑をかけないための理想貯金額とは?
しかし病気や不慮の事故など、自分にもしものことがあったときに親や兄弟に金銭面で迷惑はかけたくない!
そのためには、最低限の貯金はしておきたいものです。
「もしものとき」の“前”に発生する費用も!
ずっと一人で健康に暮らせるという保証はありません。
病気になれば入院して治療をしたり、介護が必要になれば有料老人ホームに入居する可能性もあるでしょう。
「もしものとき」の前に、こうした治療や入院にかかる費用も考えておかなければなりません。
ちなみに、病気にならないまま亡くなる確率はわずか6%!
「私は健康だから大丈夫」なんて油断はできません。
有料老人ホームの相場は、入居費500万円+月々16万円とも言われています。
この相場を元に計算すると、仮に5年間入居すると1,460万円、10年間の場合は2,920万円と、かなり高額な費用ですよね。
おひとりさまの葬儀費用は?
葬儀費用の相場は200万円前後と言われています。
葬儀の規模を小さくしたからといって、特に費用が安くなるわけではないそうです。
通常の葬儀を行って香典を頂戴したほうが安上がりとも言えます。
最近は喪主代行をしてくれるおひとりさま向け葬儀プランなども登場しており、費用は数十万円からとなっています。
「絶対に誰にも面倒をかけたくない!」と考えるなら、検討してみてもよいかもしれませんね。
部屋を処分するにも費用が!
もしものときに備えて、部屋の処分などを専門の業者に依頼するおひとりさまも増えているようです。
処分費用は1部屋20~50万円が相場ですが、広い家だと300万円ほどかかることもあるそうです。
このあたりの費用も準備できれば万全ですね。
結局いくら準備しておけばいいの?
上で紹介した費用をまとめると、もしものときに必要な貯金額の目安は以下の通り。
葬儀代:約50万~100万円
お部屋の処分料:約50万円
合計150万円を準備しておくとよいでしょう。
今から老後の介護費用やお墓のことなどを考えておくことは必要です。おひとりさまを貫くのであれば、なおさらこうした準備をしておくと安心ですよ。