6月頃、梅雨もありじめじめとしていて気温も暑くなりがけの頃がピークと思われている食中毒。しかし食中毒の約7割は11月~2月にかけて発生しているのです。さらにそのほとんどは「ノロウイルス」によるもの。今回は感染力が強く、そして規模も大きなものとなるノロウイルスを防ぐ方法をお伝えします。
冬に猛威を振るう食中毒とは
食中毒の原因は1つではなく「細菌性」「ウイルス性」「自然毒」「化学性」などに分けられます。
中でも冬場は、低温や乾燥した場所を好むウイルスによるウイルス性の食中毒が猛威を振るいます。その中の代表格で最も患者数が多くなるものがノロウイルスですが、他にも特に小さいお子さんがかかりやすいロタウイルスや、食肉を介して発症するE型肝炎ウイルスなどがあります。
食中毒を防ぐための3つの原則
1.調理をする人の健康管理
生ガキなど、加熱が不十分な二枚貝はノロウイルスを有している可能性の高い食品。感染していても、潜伏期間があることや軽い風邪の症状でノロウイルスと気づかないまま調理などをし、感染を広げてしまう可能性があります。
そのため、家族の食事を用意することが多い方はこの時期に二枚貝を食べる際はしっかりと火を通したものにしたり、少しでも体調に「変だな?」