あなたは何をどう食べる?時間栄養学をもとにした賢い食事法
ダイエットや健康的な食事というと「何をどのくらい食べるか?」がメインだった今まで。時間栄養学の研究により、最近では、食べる時間や朝昼晩の食事の比率で健康面やダイエットに影響を与えることがわかってきました。「時間栄養学」とは、私たちのカラダの中にある時計、つまり体内時計から考えられた栄養学のことで、「いつ何を食べるか?」という視点がポイントです。そこで今回は、時間栄養学をもとに、賢い食事法をご紹介します。
時間栄養学と食事の関係
地球の動きに合わせると1日は24時間ですが、私たち人間の生体リズムは少し長く25時間で活動を行っています。この1時間のズレを調整し24時間周期に合わせて、体内時計をリセットするスイッチとなるのが、「太陽の光」と「食事」です。
太陽の光
起床後、朝の光を浴びることで、体内時計をつかさどる脳の「時間遺伝子」が働き、体内時計がリセットされます。これにより活動のピークである日中に向けて1日がスタートします。
食事
決まった時間に食事をすることで、消化・吸収やその代謝に関る酵素の働きを調整する体内時計をスムーズにしてくれます。逆に、昼夜逆転したような生活では、そのリズムが乱れ、生理的パフォーマンスは低下してしまします。