ウコンは熱帯から亜熱帯にかけて広く分布するショウガ科の多年草植物です。日本産でなじみが深いものは、春ウコン(キョウオウ)・秋ウコン(ウコン)・紫ウコン(ガジュツ)の3種類です。古くからウコンの塊根あるいは根茎は、食品・香辛料・衣服の染料や生薬として利用されており、食と医薬の関係が深い植物といえます。
ウコンの成分と効果
クルクミン
胆汁の分泌を促進させ肝細胞を刺激し、肝機能を強化します。頭痛やむかつきなどの二日酔いはアルコールが肝臓で分解されるときに出来るアセトアルデヒドが原因ですが、クルクミンはその分解スピードを早めてくれるため二日酔いになりにくいと共に肝臓を保護してくれます。
ターメロン
胆汁の分泌を促進し、肝機能を強化します。その他にも殺菌・防腐作用・抗炎症作用などたくさんの作用があるといわれています。
シネオール
健胃作用・殺菌作用・防腐作用などの幅広い効果があり、肝臓や胃によいといわれています。
その他にもたくさんの有効成分を持ち、体内の有害物質の排泄を助ける働きや活性酸素による細胞の老化を防ぐ働きもあります。ウコンはさまざまな効能が期待できますがウコンに頼るばかりではなく、くれぐれも自分の適量を知り、飲みすぎには注意してくださいね。