食後高血糖の対策として、空腹時ではなく、食後1~2時間の間の血糖値が上がりやすい時間帯に運動を行うことが勧められています。
2.インスリンの効きを良くしてくれる
血糖値はインスリンというホルモンの働きにより下がります。血糖値が高い方の中で、特に肥満のある方は、インスリンが正常に分泌されているにも関わらず、インスリンの効きが悪く、血糖値が下がりにくい状態になっていることがあります。原因のひとつとして、高カロリー食や運動不足で内臓脂肪が蓄積すると、内臓脂肪から分泌されるアディポネクチンという物質の分泌が低下し、それがインスリンの効きを悪くしてしまうと言われています。
運動を行うことで内臓脂肪が燃焼すると、アディポネクチン分泌が改善するため、インスリンの効きがよくなり血糖値の改善に役立つようになります。
3.筋肉量がアップする
継続的な運動で、筋肉量アップ効果が期待できます。筋肉量が増えることで、基礎代謝が増えることと、血糖の処理能力が改善するので、血糖値の改善に役立ちます。有酸素運動と合わせて、筋力トレーニングを行うのも効果的です。
トレーニング以外にも、立つときの姿勢をよくしたり、立っているときに踵を上げ下げしたり、座っているときにお腹に力を入れて足を浮かせたり、など日常生活の中でも筋力アップするように意識すると良いですよ。