紅茶は、日本人になじみのある緑茶と同じ茶葉から作られています。茶葉を蒸して乾燥させたものが緑茶、茶葉を完全に発酵させたものが紅茶です。
紅茶は世界で最も生産されているお茶で、健康や美容への効果が様々研究されています。今回は紅茶の栄養と期待できる効果、おすすめの飲み方について解説します。
ポリフェノール(タンニン)
タンニンの効果
紅茶にはポリフェノールの一種であるタンニンが含まれます。ポリフェノールには抗酸化作用があり、動脈硬化・老化・免疫機能の低下などを引き起こす活性酸素を取り除く働きがあります。健康面だけでなく、風邪の流行する季節や、美容が気になる方にもうれしい効果が期待できます。
タンニンの含有量
タンニンの含有量は、お茶の中では玉露茶に続き、2番目に多い量です。
ただし、玉露茶には紅茶の約5.3倍のカフェインが含まれるため、毎日飲むのであれば紅茶の方がおすすめできると言えます。
茶葉によるタンニン量の違い
紅茶の茶葉の種類による、タンニン含有量の違いを研究した報告があります。(※1)報告では、種類の区別は明記されていないものの、茶葉の種類によりタンニンの量が8.4~18.2%とばらつきがあることがわかります。