座りすぎによる糖尿病リスクの上昇
血糖値は、運動をすることで筋肉での消費が促進されるので、糖尿病の予防には食事だけでなく運動も勧められています。座位時間が長く、運動量・筋肉量が少ない方は、積極的にカラダを動かしたいものです。
実際に、トロント大学の研究では、1日の中で座ったまま過ごす時間が長いと、糖尿病リスクが91%アップすることが明らかになったという報告があります。(※3)座位時間が長い方は、運動量も少ない傾向があるようです。
米国糖尿病学会が2015年に発表したガイドラインでは、座らないで立ったまま過ごす時間を1日に1時間30分増やすことが奨励されています。
座りすぎによる健康リスクを防ぐには?
座りすぎは死亡リスクや糖尿病リスクだけではなく、メンタルヘルスへも影響を及ぼす可能性があることもわかっています。(※4)
30分に1回は立ち上がると、健康リスクを減らすと言われているため、とにかくこまめにカラダを動かして、少しでも座っている時間を短くすることを心掛けましょう。職種や生活環境により難しい場合もあるかもしれませんが、過ごし方の例を紹介しますので、ご自分の生活に当てはめて実践してみてください。