プロテインの種類の違いって?ホエイ・カゼイン・ソイの特徴を解説
運動後は、筋肉の合成を高めるためになるべく早くタンパク質や糖質を補給した方がいいといわれているため、吸収が速いホエイタンパクが役立ちます。
牛乳を飲むとお腹を壊してしまう方はWPIを選ぼう
牛乳を飲むとお腹を壊してしまう方は、ホエイタンパクの中でも、WPI(分離ホエイタンパク)のものを選ぶといいでしょう。
通常のホエイタンパク(WPC:濃縮ホエイタンパク)には、牛乳でお腹を壊す原因となる乳糖が残っています。WPIは通常のホエイタンパクを精製して作られており、乳糖含有率が低くなるため、牛乳でお腹を壊しやすい方におすすめされています。
カゼインタンパク
カゼインタンパクは、ホエイタンパクと同じく牛乳に含まれるタンパク質の一種です。牛乳に含まれるタンパク質の約80%がカゼインタンパクです。
カゼインタンパクは酸の力で固まってしまう作用があります。胃の中に入ると、胃酸や酵素の力でいったん固まってしまうため、ホエイタンパクに比べると消化吸収スピードはゆっくりになります。
ただ消化吸収に時間はかかりますが、血中のアミノ酸濃度は維持されやすいこともわかっています。(※1)このことを利用して、持続的なタンパク質補給としてカゼインタンパクを利用する方法もあるようです。