迷ったらこれ!冬こそ選びたいダイエット鍋3つ
寒くなり温かい鍋料理がおいしい季節になりました。鍋だとついつい食べ過ぎちゃって…なんてイメージがある人も多いのではないでしょうか。
実は寒い冬のほうが夏に比べて基礎代謝が上がるため、脂肪を燃焼しやすくなります。たくさん食べても脂質控えめでヘルシーな鍋料理は、ダイエットにもってこいのメニューです。「おいしくしっかり食べたい」そんな願望を叶えつつ、痩せるカラダづくりができるような鍋料理を3つご紹介します。
1.コクのある味を求めるなら「豆腐たっぷりスンドゥブ鍋」
■基本具材:豆腐・長ねぎ・溶き卵(温泉卵でOK)・人参・きのこ類
■出し汁:鶏がらスープの素・コチュジャン・おろし生姜・粉唐辛子(あれば)・醤油・水
(出し汁はレトルトスンドゥブ鍋の素を使っても十分おいしくいただけます)
韓国の鍋料理としてメジャーになりつつある「スンドゥブ鍋」はダイエットに最適です。唐辛子をふんだんに使っているので、カプサイシンが発汗や脂肪の燃焼を促進します。
メインの具材である豆腐は、ヘルシーで良質たんぱく質を含むだけでなく、大豆イソフラボンが美肌作りをサポートします。
木綿豆腐と絹豆腐に迷ったら、タンパク質やカルシウム量が多い「木綿豆腐」を選ぶと良いですよ。
2.あっさりだけど高タンパク!鶏団子と白菜の和風生姜鍋
■基本具材:鶏団子(出来合いのものでもOK)・生姜・白菜・ねぎ・ごぼう・きのこ類
■出し汁:白だし、水(醤油で味を微調整)
低脂肪&高タンパクの鶏肉は、ダイエット中におすすめのお肉です。鶏団子を自分で作る場合は、カラダを温める生姜をたっぷりすりおろして加えれば代謝アップにつながります。
冬 野菜である白菜は、余分なナトリウムを体外に排出するカリウムが豊富なので、高血圧予防にも効果的です。鍋やスープで煮込んで食べるとかさが減り、たっぷ り食べられますよ。さらに食物繊維たっぷりのごぼうは便秘解消に役立ちます。ピーラーで薄切りにすると、味もしみ込んで食べやすくなります。
3.お肉はあっさり味でしっかりと!豚バラ肉入り豆乳鍋
■基本具材:豚バラ肉・長ネギ・白菜(キャベツやレタスでもOK)・きのこ類・油揚げ
■出し汁:めんつゆ(白だしでもOK)・豆乳・醤油・水
豆乳は女性の味方!大豆に多く含まれるイソフラボンは女性のホルモンバランスを整えてくれます。
冬の乾燥した時期にビタミンB2が不足すると、肌や粘膜が弱くなり唇や肌荒れを招きますが、豚バラ肉やきのこはビタミンB2を多く含むため、乾燥対策におすすめですよ。
ダイエッターが買っておくと便利なもの<ベスト5>
1.豆乳(賞味期限が長めで扱いやすい)
2.白菜(定番・安価)
3.生姜(チューブのおろし生姜でもOK)
4.白だし(おでん・鍋の出汁・煮物の味付けに便利)
5.魚河岸揚げ(煮ても炒めてもOK。豆腐のような万能練り物)
一番のおすすめは白だしです。残り物の鶏肉と野菜を白だしで煮るだけで、優しい味のおかずになります。鍋料理の味をワンランクアップさせるコツは、具材をさっと「湯通し」すること。揚げ物や練り物と同様に、野菜も湯通しすると、短い時間で味が染み込みやすくなります。
野菜をたっぷりとれる「鍋料理」。さまざまな食材や調味料を使って、手軽に鍋料理を楽しみながら、ダイエットを成功させたいですね。
【執筆者】衞藤敬子/管理栄養士
コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。