ビタミンDは骨強化に関わる栄養素としてよく知られています。さらに最近の研究報告では、免疫力アップ、インフルエンザの予防、生活習慣病の予防などの効果も発表されています。世界で注目されているビタミンDの働きをご紹介します。
ビタミンDの基本情報
- 骨の形成:カルシウムの吸収を高めて、骨や歯の健康をたもつ
- 筋肉の収縮:筋肉のカルシウム濃度を調節し、筋肉の収縮に作用する
- 神経伝達:血液や筋肉のカルシウム濃度を調節することによって、神経伝達を助ける
- ⇒ビタミンDの働きを詳しく解説
ビタミンDが注目されている働き
免疫力アップ
ビタミンDは細胞内で抗菌物質を分泌して免疫力を高める働きがあります。ビタミンDにはきのこ類に含まれる「ビタミンD2」と青魚など動物性食品に含まれる「ビタミンD3」がありますが、日光にあたることによって体内でも合成されます。
冬場に日照時間が減ると、体内のビタミンD量が減少し、免疫力が低下してしまいます。ビタミンDを十分にとり入れておくことで、冬場に流行しやすい風邪やインフルエンザの予防に繋がります。
うつの予防
ビタミンDは、情緒の安定や睡眠に関わるホルモンであるセロトニンの合成に関与します。