歯肉を中心に起こる歯周病は、口臭や口元の美しさを損なう原因となります。さらに、意外な病気の発症にも関係が!そこで、歯周病によって起こり得るトラブルと歯周病の予防法について解説します。
歯周病が引き起こすトラブル3つ
口元の美しさが損なわれる
体調が悪いときに出血や痛みを感じたりすることもありますが、ほとんど自覚症状がないまま進行してしまうのが歯周病の怖いところ。放っておくと歯肉はブヨブヨになり、歯が抜け落ちることもあるので注意が必要です。
口臭の原因に
進行した歯周病では、歯肉と歯の間にできる「歯周ポケット」という隙間が深くなります。すると、歯磨きしてもしっかり汚れを取り除くことが出来ず、口臭の元に。また、歯周ポケットの中の原因細菌が口臭を引き起こすことも少なくありません。
様々な病気のリスクが上昇
歯周病の原因細菌は、血液に入り込んで全身を巡ります。
その影響は、心臓・脳・子宮などで強く受けることが分かってきました。
例えば、心臓の筋肉が炎症を起こして心臓病の原因になる他、血管の炎症が動脈硬化を引き起こして脳梗塞の引き金となることが示されています。さらに、歯周病にかかることで早産になるリスクが7.5倍も上がってしまうという報告もあります。