くらし情報『塩分をカラダの外に排出してくれる【カリウム】』

塩分をカラダの外に排出してくれる【カリウム】

目次

・カリウムの働き
・カリウムの摂取目標量
・カリウムが多く含まれる食材・食事
・摂取のポイント
塩分をカラダの外に排出してくれる【カリウム】


ナトリウムとカリウムは細胞内液と外液の浸透圧を均等に保つ役割があります。ナトリウムが過剰になると、浸透圧が上がり血圧が上昇しますが、このときにカリウムが充分にあると、余分なナトリウムを排出する働きをしてくれます。

カリウムの働き

カリウムの主な働きは以下の通りです。

体内の水分のバランスを調整する
細胞内の水分にはカリウムが、細胞外の水分にはナトリウムが含まれ、それぞれがポンプのように働き、常に適正な濃度を保つよう水分バランスを調整しています。また、細胞の浸透圧を調整しています。

ナトリウムによる血圧上昇を抑制する
カリウムは、ナトリウムの尿中への排泄をしやすくし、ナトリウムの摂りすぎによる高血圧の予防に役立ちます。

筋肉の働きをよくする
ナトリウムと相互に作用して、筋肉の動きを正常に保つ働きがあります。


カリウムの摂取目標量

カリウムの摂取目標量は、男性(15歳以上)は3000mg/日以上、女性(15歳以上)は2600mg/日以上です。

高血圧症の方の場合
カリウムはさまざまな食材に含まれているので、普通の食事で欠乏することはあまりありません。
ただ、血圧のリスクを減らすには、カリウム摂取量が通常より多めの1日3500㎎が推奨されています。

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