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ちょっとしたことがシミの元に!「光毒性」ってなあに?

あすけん
ちょっとしたことがシミの元に!「光毒性」ってなあに?


食事やスキンケアに気を配って、美白を目指す人は多いはず。でも、良かれと思ってしている習慣が逆効果になってしまうことがあるといわれてきました。そこで、シミや日焼けの元になる「光毒性」という作用と、光毒性を起こさないための注意点について解説します。

 

光毒性ってどんなこと?


紫外線によって化学反応を起こしやすい物質をカラダにとり込むと、紫外線に当たった部分の肌が日焼けしたような状態になることがあります。この作用を光毒性といいます。最近の研究結果によると、食べ物に含まれるソラレンや、アロマオイルなどに含まれるベルガプテンが、人の皮膚の紫外線に対する感受性を高めて皮膚を傷付けやすくするため、これらは光毒性の原因物質と言われています。

光毒性を防ぐポイント3つ

1.紫外線を浴びる日は、朝食と昼食に注意する
光毒性の原因の一つ「ソラレン」は、かんきつ類やキウイフルーツ・いちじくといったフルーツやきゅうり・パセリなどに含まれています。外出やスポーツなどで紫外線を浴びるときは、これらの食材を夕方以降に摂るのがおすすめです。


2.きゅうりやレモンスライスのパックはタイミングが大切
日中の外出前にきゅうりやレモンのスライスでパックをしている人は、タイミングを変えてみましょう。理由は、最も紫外線が強い時間帯の10時から14時に、ソラレンを顔に塗って外出することになってしまうから。なお、この時間帯の紫外線量は、1日の総紫外線量の半分を超えてしまうほど。きゅうりやレモンを使ったパックは、夜にするようにしましょう。

3.アロマオイルを使うときは慎重に
爽やかなシトラス系の香りが特徴のベルガモット油には、ベルガプテンという光毒性のある成分が含まれています。したがって、外出前のスキンケアにベルガモット油を使うのは避けた方がベター。
ベルガモット油を使って化粧品やマッサージオイルを手作りしたいときは、光毒性のある成分を取り除いた製品を選ぶとよいでしょう。

 

ただし、ソラレンが含まれるからといって、栄養豊富なかんきつ類や野菜を極端に避けるのはNG。
美肌になりたいがために果物や野菜を減らしてしまうと、ビタミン・ミネラル不足を招いてしまい、本末転倒です。大切なのは、過度に神経質にならず、日ごとから紫外線対策を行うこと。上記のことを意識しながら旬の食材を適量とり入れ、紫外線を浴びる日には、日焼け止めクリームや帽子・サングラスなどでしっかり対策を行っていきましょう。

 

衞藤敬子管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
 

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