ダイエット成功までの道!停滞期の解決法と体型キープの秘訣
ダイエット中に訪れるのが停滞期。ここで極端な食事制限をしたり、激しい運動をするとダイエットのリズムを壊し、リバウンドなんてことになりかねません。停滞期について知り、あせらず、楽しくダイエットしましょう。
必ずぶつかる停滞期!停滞期を乗り切ったら成功はすぐそこ!
誰もが悩まされる停滞期・・・。
ついつい焦って、極端な食事制限をしたり、過度な運動をしてしまいがちです。努力しているのに体重が減らないのは辛いものですが、また順調に体重が減る時期がやってきます。焦らず長期戦で取り組みましょう。
停滞期はなぜ起こるの?
人には環境の変化にかかわらず体内機能を一定に保とうとする「ホメオスタシス(恒常性)」という性質があります。
食事を制限し続けると、少ない栄養でも今までと同じように活動できるように、体内での代謝を少なくしてしまうのです。
この省エネモード期間が停滞期。体脂肪として溜め込みやすく、太りやすい体質になっています。ですからこの時期にダイエットを挫折してしまうと大変なことに・・・。停滞期は体重が増えなければ合格!と思って乗り切りましょう。
停滞期の対策は?
停滞期には個人差があり、2週間で抜ける人もいれば、2ヶ月ほど続く場合もあります。食事量をセーブし、体重が減った状態でも、身体機能は維持できるとカラダが判断した ら、省エネモードを解除します。これが停滞期の終わり。
今までと同じようにエネルギー消費を始めるので、ヤセ期がやってきます。それまでは、体重が減らなくても諦めず、気長に取り組みましょう。
これで停滞期を乗り切ろう
- いつか停滞期を抜ける!と信じて、今までのダイエットを継続する。
- ストレスをためない。
- 半身浴や温かい食べ物で体温を上げ、基礎代謝を高める。
- 脂肪燃焼効果を高めるために筋力トレーニングをする。
- 痩せている自分をイメージし、モチベーションを上げる。
停滞期に無理は禁物です。
自分のカラダに起きていることを正確に理解し、諦めモードにならず現在行っているダイエットを継続していくことが大切です。停滞期になるのはダイエットが順調な証拠なのですから。
目標を達成してからがカギ!まずは3ヶ月をキープしよう
食生活の改善や運動に取り組み、停滞期も乗り越え、めでたく目標体重に到達!ここでダイエットは終了・・・?
残念ながら、答えはNOです。ホメオスタシス機能(恒常性)により、痩せた体重にカラダが慣れるまでには時間がかかります。リバウンド予防のためにも、3ヶ月間痩せたままの体重を維持しましょう。
3ヶ月乗り切ろう!目標体重をキープするコツ
1.体重&体型は欠かさずチェック
定期的に体重を測ったり、鏡で体型を見るようにしましょう。ボディラインのゆがみが気になったら、エクササイズで引き締めるなど、短期間で修正するよう心がけて。
2.日常生活の中で運動量を増やそう
歯を磨きながらつま先立ちをする、階段を使う、自転車に乗るなど、意識すればエネルギー消費できる場はたくさんあるもの。
基礎代謝アップ&脂肪燃焼のため、意識してカラダを動かしましょう。
3.痩せる前の食生活パターンに戻らない
テレビを見ながらスナック菓子を食べる、コンビニデザートをつい買ってしまうう・・・痩せる前の乱れた食生活が恋しくなることがありますが、元に戻ってしまったらリバウンドは目の前。バランスのとれた食生活を維持しましょう。もし食べ過ぎてしまったときは、2~3日以内に食事で調整を。
4.痩せたカラダに似合う服を選び、おしゃれを楽しむ
今まで入らなかった服が着れるととても嬉しいもの。サイズダウンした体型にぴったりの服を選び、おしゃれを楽しみましょう。
5.イライラの解消を食べ物に向けない
ストレスが溜まると食べてしまう・・・という方は多いですが、これが肥満の原因になっていることが多いのです。イライラの解消法を見直してみましょう。
おしゃべりしたり、好きな本を読んだり、ぐっすり眠るなど、食べる以外の発散法はたくさんあります。
ダイエットは、痩せたカラダを維持できて、はじめて成功と呼べるもの。食事と運動でコントロールし、ずっと変わらないスマートボディを目指しましょう!
【執筆者】衞藤敬子/管理栄養士
コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。