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1日3食食べていても疑いあり!将来の健康を脅かす「新型栄養失調」とは

あすけん
1日3食食べていても疑いあり!将来の健康を脅かす「新型栄養失調」とは


新型栄養失調とは、3食食べているのに、ビタミン・ミネラル・タンパク質の不足でおこる栄養欠乏症状のことです。隠れ栄養失調とも言われ、外見からはわかりにくいのが特徴です。
活動量や筋力の低下を招き、転びやすくなったり歩く速度が遅くなったりします。また、免疫力が低下して病気にかかりやすくなり、寝たきりや要介護のリスクが高まります。

新型栄養失調に陥りやすい食生活3パターン

1.偏食
「○○だけ」や「○○抜き」といった偏った食べ方は、ビタミン・ミネラルの不足を招きやすいます。肉や油を極端に避けていると、良質な脂質も不足してしまいます。

2.タンパク質不足
ダイエットや健康志向からカロリーを気にするあまり、サラダやスムージーなど野菜だけを意識した食生活を続けていると、肉・魚・大豆食品などのタンパク質が不足してしまいます。

3.炭水化物と脂質の過剰摂取
忙しいビジネスマンにありがちな、インスタント食品・ファストフード・ラーメン・コンビニ弁当中心の食生活は、炭水化物と脂質を摂りすぎてしまいます。


新型栄養失調の症状


タンパク質不足によって筋肉量が低下し、基礎代謝が低下します。運動をしても脂肪が燃えにくいカラダになり、ダイエット効果が出にくくなります。抜け毛・貧血・下痢・むくみなどの症状が出る場合もあります。

また、ビタミン・ミネラル不足になると摂取したエネルギーが効率よく消費できず、脂肪として体内に蓄積されやすくなります。エネルギーが利用されないと、無気力・免疫力の低下・血管の老化・筋力の低下にも繋がってしまいます。

新型栄養失調にならないための対策2つ


不足しやすいタンパク質をはじめ、ビタミン・ミネラルなどの栄養素をしっかり摂れるよう、栄養バランスのよい食事を意識してみましょう。

1.一汁三菜のバランスのよい定食を選ぶ
主食・主菜・副菜が揃うと、栄養素をバランスよく摂ることができます。外食では野菜が不足しがちですが、野菜も摂れる定食を選ぶように意識してみましょう。


2.単品料理なら、彩り豊かな料理を選ぶ
赤・緑・茶・黄など、食事全体の色バランスを意識すると、さまざまな食材を摂ることができます。ダイエット中は野菜だけのサラダを選びがちですが、ダイエット中こそ、肉・魚・豆類・卵などのタンパク質もとれるものを選ぶようにすると栄養価のバランスが整います。その他、自炊派なら、卵・ハム・豆腐・ツナ缶やサバ缶などの缶詰を利用したり、外食派なら、手軽に食べることのできる納豆や牛乳・ヨーグルトといったなどの乳製品など、の手軽にタンパク質が補える食材を常備しておくとよいでしょう。

 

「バランスの良い食事をしたい」と思っていても、なかなか実践するのは難しいかもしれません。ですが、毎日意識することが大切です。
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【参考】
農林水産省食事バランスガイドとは
〈http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/index.html〉(最終閲覧日8/3)

 

衞藤敬子
管理栄養士
コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。
アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。
現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。

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