くらし情報『苦渋の選択だった、中絶。あれから10年以上経った今思うこと【体験談】』

2020年2月7日 14:35

苦渋の選択だった、中絶。あれから10年以上経った今思うこと【体験談】

目次

・中絶という選択肢
・大切なものを手放していく
・手術の痛みと悲しみ
・10年以上経った今でも思い出す
・著者:坂本ひろ子
落ち込む女性


学生時代に妊娠したものの産むことができなかったため、やむを得ず妊娠7週で初期人工妊娠中絶という選択をしました。中絶に至るまでの経緯や手術当日の複雑な思い、そして10年以上が経った現在の心境もお伝えします。

中絶という選択肢

大学4回生になる前の春休みに妊娠が判明し、パニックになりながら当時交際していた同級生の彼に伝えたところ、子どもを産み育てるのは無理だという返事が……。

地方で会社を営む彼の家庭は厳格で、「学生でできちゃった婚なんてしたら勘当される」とのこと。この状況で保身に走るなんて……と彼に幻滅する一方で、私自身もそんな彼との間の子どもをシングルマザーとして育てる覚悟も持てず、私たちは中絶という選択をしました。


大切なものを手放していく

中絶を決めた私たちは、周りに知られないように隣県の病院で手術をすることに。中絶手術は妊娠7週でおこなうことが決まりました。手術にかかる費用は約10万円。手持ちが足りず、当時私が大切にしていた中型バイクを売却して得た代金を一旦手術費用に充てて、あとで彼から分割で代金を支払ってもらうことにしました。

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