90万人が涙した映画第3弾『ママをやめてもいいですか!?』が2月公開
が満載ですが、一方で家族を支えたいという愛情も映し出されていました。
子どもを抱きしめられないと悩むママの過去
終盤は、思春期手前の11歳の長女との親子関係に悩むママ・トシエさんが登場。無条件で子どもを受け入れたり、抱きしめたりすることができないと苦しむトシエさん自身、自分の母親から抱きしめられた記憶がありませんでした。トシエさんの母親は高校のときに蒸発し、それ以来、人を頼ることができなくなったと言います。
ママをやめたくなる気持ちの裏側には、自らの心の内に潜んでいた家族の課題も横たわっています。
「子どもたちに自分は母親から愛されなかったという気持ちを抱かせたくない、わが子に愛情を伝えたい」――そんなトシエさん親子の姿は、わが子だけでなく、実親との関係に悩むママたちに光を与えるのではないでしょうか。
子育ての環境をよくしたいとの思いから映画化を決意
上映終了後の豪田監督によるトークショーでは、映画の企画意図や日本の子育て環境などについての解説がありました。
「孤独感を抱えながら育児をすることは、うつや自殺、子の愛着障害や虐待といった重大な問題につながる可能性があります。