4歳児に「もう歌いらなくない?」寝かしつけうんざりモードだったけど…
と言われた私は、うんざりして「もうお姉さんだから歌わなくても寝られるんじゃない?」と言ってしまったのです。
そういう考え方もあるんだ!
私は子守歌を歌わずに寝かせようとしましたが、隣で横になっていた夫が「歌ってあげたら? 子守歌を歌ってあげられることなんて、あと何回あるかわからないんだから」というのです。そして「パパも歌ってあげようか」と言って「ゆりかごのうた」を歌い始めた夫を見て、ハッとしました。
私は寝かしつけの大変さにうんざりしていましたが、そういう考え方もあるのか……と感動。子守歌を歌ってそばで一緒に寝ることは、娘が成長するといずれできなくなってしまうことなのだと考えると、とても貴重な時間に思えてきました。
娘とのかけがえのない時間
夫の言葉で、私の寝かしつけの時間への思いはがらっと変わりました。娘が寝付くのに時間はかかるのですが、私はただ漫然と歌うのではなく、スキンシップをとったり愛情を込めて歌ったりできるように。
そうすると、娘も心地よさそうに子守歌を聞いて自ら眠る気持ちに向かおうとしているようでした。私にとって寝かしつけの時間は、娘が子守歌を必要としなくなるときまでの、かけがえのない時間となったのです。