人見知りが激しく他人に笑顔を見せない長男。悩んだ私は親子で参加できる子育てサークルへ行くことに…
他人から頻繁に「人見知りが激しいね」と言われ続けていた2歳半の長男。他人を怖がる長男を見ては、「なんとかしなきゃ!」と感じていた私は、親子で参加できる地元の子育てサークルに参加することにしました。サークル初日、長男は相変わらず人見知りをして、私から離れず置物のように固まっていました……。
子どもサークル初日
私は2歳半の長男と生後5カ月の次男を連れて、親子で参加できる子育てサークルへ参加しました。初日は長男も次男も初めて見る10人ほどの親子にド緊張。
超人見知りの長男は、私や次男から離れず置物のように固まり、笑うこともなく周りで何が起こっているのか観察していました。それでも歌やゲームが始まると少しずつおもちゃを触るようになり、1時間後には少し笑顔を見せるようにまで変わっていたのです。
子どもサークル2回目
初日のサークルで長男に手ごたえを感じた私は、毎週必ず参加しようと決めました。
2回目のサークルで長男はやはり私や次男から離れようとせず、参加している子どもたちや大人を黙って観察していました。
「まだ怖いのかな?」と思っていた矢先、長男は急に目の前にあるおもちゃを年下の子へ渡し始めたのです! そこから、おもちゃを使って積極的に子どもたち同士で遊び始めた長男を見て、私は「初日よりも短時間で他の子と遊んでいる!」とうれしくなりました。
子どもサークル3回目で驚きの変化
3回目の子どもサークルでは扉を開けた瞬間、長男は保育士さんに飛び切りの笑顔を見せてあいさつしたのです! 保育士さんは「3回目でこんなにいい笑顔を見せてくれてうれしい」と言ってくれました。
その日は、あんなに人見知りだった長男が積極的におもちゃで他の子どもたちと接し、自ら同い年の子たちに駆け寄って輪の中へ入っていこうとしていたのです。私は長男のあまりの変化に驚き、予想もしなかった姿に感動しました。
長い間、長男の超人見知りを心配し悩んでいた私。サークルに参加して、まさかこんなにも早く新しい環境に馴染み、他の子どもたちと楽しむ姿を見られるなんて予想もしていませんでした。改めて子どもの吸収力と新しい環境への柔軟性に驚かされました。
子ども同士で遊ぶことで多くのことを学んでいる長男と次男のため、今後もサークルを続けようと思います。
イラストレーター/ねね
著者:岩見 エリ
2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。