2022年5月20日 22:50
「愛せるのか…」不安と葛藤があった特別養子縁組。わが子に会った瞬間、私は…【新しい家族のカタチ】
血縁は関係なく子どもの存在自体が、みんなを笑顔にしてくれていると実感しました。
周りがすんなり受け入れてくれた
「人と一緒」を好むこの日本において、子どもが好奇な目で見られるのではないかと心配で、特にママ友に特別養子縁組のことを言うのは憚られていました。しかし話のつじつまが合わなくなるので、思い切ってママ友に伝えてみたのです。すると「いーね! 自分の子にはかわりないもんね!」とこちらが拍子抜けするほど自然な反応で受け入れてくれました。
現在は、特別養子縁組がメディアで特集されたり、多様性を尊重する時代に変化したりしていることで、特別養子縁組が世間に認められやすくなっているのだと感じています。世間が受け入れてくれていると分かるととてもうれしく思います。
同じ境遇の心強い仲間ができた
特別養子縁組をしたことで、同じ境遇の方と出会う機会が増えました。定期的に会ったり連絡をとったりして交流しています。「真実告知すすんでる?」「ママ友や園に特別養子縁組のこと言った?」など悩みを共有したり励まし合ったりしています。
この関係が子ども同士のつながりになれば、将来親に言えない養子特有の悩みを共有できる仲間になることもできると考えています。