「わーっ!!」何事っ!?トイレから彼の悲鳴!慌てて向かうと…
社会人3年目のときのお話です。大学時代から付き合っていた彼氏と同棲を始めた私。私の希望でインテリアにはこだわり、トイレに置くサニタリーボックスもおしゃれな物を選びました。それからある日、トイレから彼氏の悲鳴が聞こえてきて……。
社会人3年目の夏、私は大学時代から付き合っていた彼氏と同棲を始めました。「就職してお金を貯めたら一緒に住もうね」とずっと約束していたので、同棲が決まったときはもうウキウキ!
やさしい彼氏だったので、新居選びから室内のデザインまで、すべて私の意見を尊重してくれました。家具や小物は私好みのアンティークでファンシーな物で統一させてくれて、「私の彼氏は世界イチ!」と友人に自慢して回ったのを覚えています。
細かい部分までこだわりたかったので、ゴミ箱やトイレに置くサニタリーボックスも雑貨屋さんを探し回り、少し値段が高めでも凝ったデザインの物をチョイス。
仕事もうまくいっているし、新居も快適! 何もかも順風満帆だったある休日の朝、朝食の準備をしている私の耳に「わーっ!!」という彼氏の悲鳴が聞こえてきたのです。
彼氏はいつでも落ち着いていて穏やかな性格でした。大声をあげたことなど付き合い始めてから一度もなく……。そんな彼氏が悲鳴をあげるなんて! 何があったのだろう?と私は急いで声のするほうへ。
彼氏がいたのはトイレでした。そして、なぜかサニタリーボックスのフタを開け、青ざめていたのです。「どうしたの!?」と尋ねると、彼氏はサニタリーボックスを指さして、「これ……偶然開けちゃったんだけど、血の付いた紙がいっぱい入ってる!」と大パニックになりながら言いました。
彼の言葉に私はポカン。
そして、「今私、生理中だからね」と言うと、彼氏はキョトンとした顔のまま、その場で固まってしまいました。よくよく話を聞くと、なんと彼氏は生理が何かわかっておらず、サニタリーボックスの存在も知りませんでした。
彼氏はお兄さんがいるだけで、姉妹はいません。また中学も高校も男子校育ちで生理について学ぶことはなかったそう。そのため、「何の箱だろう?」とサニタリーボックスを開けて、中に入っていた使用済みナプキンにびっくりしてしまった……ということだったのです。
困惑する彼氏に、私は生理とサニタリーボックスについて詳しく説明しました。
そして、その後は私が生理になると「あんなに血が出るんだからゆっくり休まなくちゃ!」と家事を代わってくれたり、体を気づかってくれたりするように。
やさしい彼氏に、これまで聞いたことのないような悲鳴をあげさせてしまいましたが、それがきっかけで生理や女性の体について知ってもらうことができました。生理について詳しくなった彼は、それまで以上に私にやさしく接してくれました。
その後、彼氏とはゴールイン。今は彼との子どもが欲しくて妊活に励んでいます。「もし子どもが男の子でも、俺みたいにびっくりしないように、ちゃんと生理のことを伝えようね」と夫はいつも笑って話しています。
著者/支倉律花
作画/コジママユコ
監修/助産師 REIKO
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター コジママユコ
マンガ作家、イラストレーター。北海道出身、現在は関東で夫と二人暮らし。WEBを中心に、自身の経験を元にしたマンガを発表しています。女性向けメディアでイラストレーターとしても活動中。
順風満帆な同棲生活と思いきや…
社会人3年目の夏、私は大学時代から付き合っていた彼氏と同棲を始めました。「就職してお金を貯めたら一緒に住もうね」とずっと約束していたので、同棲が決まったときはもうウキウキ!
やさしい彼氏だったので、新居選びから室内のデザインまで、すべて私の意見を尊重してくれました。家具や小物は私好みのアンティークでファンシーな物で統一させてくれて、「私の彼氏は世界イチ!」と友人に自慢して回ったのを覚えています。
細かい部分までこだわりたかったので、ゴミ箱やトイレに置くサニタリーボックスも雑貨屋さんを探し回り、少し値段が高めでも凝ったデザインの物をチョイス。
仕事もうまくいっているし、新居も快適! 何もかも順風満帆だったある休日の朝、朝食の準備をしている私の耳に「わーっ!!」という彼氏の悲鳴が聞こえてきたのです。
男性社会で育った彼氏はパニック!
彼氏はいつでも落ち着いていて穏やかな性格でした。大声をあげたことなど付き合い始めてから一度もなく……。そんな彼氏が悲鳴をあげるなんて! 何があったのだろう?と私は急いで声のするほうへ。
彼氏がいたのはトイレでした。そして、なぜかサニタリーボックスのフタを開け、青ざめていたのです。「どうしたの!?」と尋ねると、彼氏はサニタリーボックスを指さして、「これ……偶然開けちゃったんだけど、血の付いた紙がいっぱい入ってる!」と大パニックになりながら言いました。
彼の言葉に私はポカン。
この日の前々日から私は生理になっていて、普段と何ら変わりなくサニタリーボックスに使用済みナプキンを捨てていました。日常的なことだったので、「中を開けて広げて見たの?」と思うのと同時に、彼の言葉に一瞬、困惑してしまいました。
そして、「今私、生理中だからね」と言うと、彼氏はキョトンとした顔のまま、その場で固まってしまいました。よくよく話を聞くと、なんと彼氏は生理が何かわかっておらず、サニタリーボックスの存在も知りませんでした。
彼氏はお兄さんがいるだけで、姉妹はいません。また中学も高校も男子校育ちで生理について学ぶことはなかったそう。そのため、「何の箱だろう?」とサニタリーボックスを開けて、中に入っていた使用済みナプキンにびっくりしてしまった……ということだったのです。
生理について知ったあとは…
困惑する彼氏に、私は生理とサニタリーボックスについて詳しく説明しました。
「何事かと思ったよ……」と言っていた彼氏は、説明を聞くと「生理って言葉は知っていたけれど、こんなに血が出るなんて知らなかった。女の子って大変だね」と私のことを労わってくれました。
そして、その後は私が生理になると「あんなに血が出るんだからゆっくり休まなくちゃ!」と家事を代わってくれたり、体を気づかってくれたりするように。
やさしい彼氏に、これまで聞いたことのないような悲鳴をあげさせてしまいましたが、それがきっかけで生理や女性の体について知ってもらうことができました。生理について詳しくなった彼は、それまで以上に私にやさしく接してくれました。
その後、彼氏とはゴールイン。今は彼との子どもが欲しくて妊活に励んでいます。「もし子どもが男の子でも、俺みたいにびっくりしないように、ちゃんと生理のことを伝えようね」と夫はいつも笑って話しています。
著者/支倉律花
作画/コジママユコ
監修/助産師 REIKO
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター コジママユコ
マンガ作家、イラストレーター。北海道出身、現在は関東で夫と二人暮らし。WEBを中心に、自身の経験を元にしたマンガを発表しています。女性向けメディアでイラストレーターとしても活動中。
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