2023年1月13日 07:00
<妊娠したら癌になった>「俺のことはどうでもいいから」家出の理由に関して謝ると夫は
ある日、妊娠が判明した月野ねこさんは、夫と「やった〜! 3人目だね」と喜び合いました。しかし、後日に婦人科を受診し、超音波検査や内診を受けたところ、医師に「残念ですが…異常妊娠です」と言われてしまい…。
夫の言うこともわかるけど、私も誰かに助けてほしい
抗がん剤投与による侵入奇胎(※1)治療のため、2度の入院生活を経て退院した月野ねこさん。しかし、退院後も抗がん剤の副作用の影響で体がだるくて思うように動けず、育児や家事は夫や母に任せきりで、寝たきりの生活を送っていました。ある日の夜、「家族にとって私はただのお荷物でしかない。私なんてこの家にいないほうがいい」と精神的に追い詰められてしまった月野ねこさんは、動揺して泣きじゃくる娘を置いて家を飛び出してしまいました。その後、少し気持ちが落ち着いて家に戻ってきたのですが……。
※1=侵入奇胎とは、胞状奇胎(異常妊娠・絨毛性疾患の1つ。
本来は胎盤になるはずの絨毛が異常増殖し、ぶどうのような粒がたくさん子宮内に発生する)の細胞が、子宮内の筋肉や血管内に侵入した状態のこと。前がん段階といわれている。
※月野ねこさんご本人の体験談ですが、作中での月野ねこさんは“豆田あんこ”という名前になっています。