「データ紛失!?」出社すると社内が騒然!会社では同期と、家庭では妻とトラブルが<妻が捨てたもの>
あおばさんの息子さんと仲良しの、同じ保育園に通う美空ちゃん。普段から母親に冷たい態度をとられていて気になっていました。
美空ちゃんパパは、同級生のハルやん。同じ会社で働く妻・ミソノさんは美空ちゃんを妊娠中、マタハラに遭い生活が荒んでいきました。ハルやんの昇進により、ミソノさんが本社から支社へ異動となったことで、さらに夫婦関係は悪化。
本社勤務になったハルやんは、同期のタメ田さん、白井さんの3人で大規模なプロジェクトを進行していました。そして大詰めを迎えたあるとき、タメ田さんは白井さんに無茶な仕事を依頼するようになります。
見かねたハルやんが注意するも、タメ田さんは「仕方ないだろ!」と逆ギレ。
チーム内は険悪なムードに。
やさしい性格のハルやんは、「誰かが大変なときはフォローし合うのは当たり前」と白井さんの業務を手伝います。この行動にタメ田さんが嫉妬してしまい、最悪の事件が……。
データが消えた!?犯人はいったい?
「なんだアイツ。昔からみんなに好かれてなんでなんだ」
ハルやんの行動に嫉妬するタメ田さん。ブツブツと文句を言いながらデータを確認していたとき、「あっ! やべ!」と何かをやってしまった様子。
翌日、ハルやんが会社に出勤すると、社内が慌ただしい雰囲気になっていました。白井さんに聞くと「昨日作成したデータファイルがない」と言うのです。
データは確かにシステムに保存したはず……しかしどこにも見当たりません。それからタメ田さんが2人のもとに来て「どうなってんの?」と怒った表情で問い詰めます。
白井さんは「データ処理をしてシステムに保存しました! タメ田主任にも報告しましたよね?」と反論するも、タメ田さんは「そんな報告受けてない」と否定。
この態度に頭にきたハルやんは「白井さんは報告していた! 俺もちゃんと聞いていた!」と言い返し、2人は口論に。そしてタメ田さんから信じられない発言が……。
「データを消したのはたぶん晴山」
システムの最終ログインが『晴山』になっているという理由で、ハルやんを犯人扱いにしたのでした。
職場でも家庭でも、立場や状況の変化が重なると、いつもは起きないすれ違いが一気に表面化することがありますよね。今回のように、チームの空気が悪くなったところへ「データ紛失」というトラブルが起きると、焦りから「犯人探し」に流れてしまいがちです。
でも、ログや記憶だけで決めつければ、信頼関係は簡単に壊れてしまいます。まずは事実確認(ログの精査、保存先の確認、関係者への聞き取りなど)の手順を冷静に踏み、責任の所在よりも「復旧」と「再発防止」を最優先にすることが、結果的に自分や関係者を守る近道なのではないでしょうか。
日ごろからバックアップや共有ルール、引き継ぎの見える化を整えておくことも大切ですね。感情で断定する前に何を確認し、誰にどう伝えて事態を収束させたいか。もしものときに冷静に対処できるよう、具体的に考えておきたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター あおば