「用事あるから」無責任な同期→データ紛失の濡れ衣を着せられ…緊急事態!しかし?<妻が捨てたもの>
保育園に通う美空ちゃんは、普段から母親に冷たい態度をとられていました。
美空ちゃんのパパ・ハルやんの妻は、同じ会社で働く上司のミソノさん。美空ちゃんを妊娠中、マタハラに遭い自暴自棄に。出産後は毎週末娘を置いて外出するようになり、夫婦仲は悪化するばかり。
ハルやんは家庭だけでなく、仕事でもトラブルが……。
ハルやんと同期のタメ田さん、白井さんの3人は大規模なプロジェクトを進行していました。プロジェクトが山場を迎えようとしていたある日、タメ田さんは「今日中にこのデータの処理をお願い」と白井さんに無理難題な仕事を依頼。
ハルやんは「大変なときこそフォローし合うのが当たり前」と、白井さんの仕事を手伝い、無事に仕事を終えた2人はタメ田さんに報告し、帰宅しました。
翌日、ハルやんが出勤すると、社内は大騒ぎ。昨日システムに保存したはずのデータが紛失していたのです。タメ田さんは「やらかしたのは晴山だ」とハルやんを責め……?
そんなことある!?衝撃の事実
タメ田さんがハルやんを犯人扱いにしたのは、システムの最終ログインが『晴山』になっていたから。
しかし、ハルやんは納得いかない表情。白井さんが作ったデータを最終チェックしたのは自分。それでも、こまめに保存をしていたので、データがすべて消えるのはおかしいと思っていたのです。
その後、部長とタメ田さんはフォローもせずに退社。残った2人は遅い時間までデータの復元作業をしていました。
数時間後、無事にデータ復元成功!
ハルやんは「今回のことは俺が責任を取るよ」と伝えると、白井さんから思わぬ言葉が……。
「データを消した犯人は、見当がついています」
白井さんは誰かが故意に操作したのでは? と怪しんでおり、昼間に情報システム部の同期に調査依頼をしていたのでした。
仕事が佳境のときほど、焦りやプレッシャーで「誰のせい?」に話が寄ってしまいがちですよね。今回のように、最終ログインだけを根拠に犯人扱いしてしまうと、信頼は一瞬で崩れて、現場に残った人だけが火消しを背負う形にもなってしまいます。まず優先したいのは、責任追及よりも事実確認と復旧。ログの詳細、保存履歴、権限、操作時間帯などを整理し、第三者の目も入れて冷静に確認することが、無用な濡れ衣や人間関係の悪化を防ぐのではないでしょうか。
あわせて、共有データの扱いは「二重保存」「作業完了時のチェック報告」など、チームで再発防止の仕組みを作っておくと安心ですね。感情で決めつける前に、何を証拠として残し、誰にどの順番で相談して、どうやって公平に解決したいかを考えて、動きたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター あおば