<毒親との20年間>「え、何するの…」夜中に腹痛がひどくなり母親に告げるも、母が驚愕の対応をし
を鍛えるというものでした。
「集中して。」 「気を感じて。」 と先生に言われるものの、波動を感じたことも経験したこともないしろみさん。わけがわからず、シュールでなんとも言えない時間を過ごします。
どうやら母親はこの時期、「波動」 や「気」 にハマっていたのだそう。しろみさんが塾に通わされたのは、波動を鍛えてほしかったからなのかもしれません。
ところが、そんな母の行動でしろみさんが迷惑をこうむる出来事が起きたのです。
それは、しろみさんが腹痛で夜目覚めたときのこと。あまりの痛みに急いで母親を起こしますが、母親はあろうことか、しろみさんを「波動」 で治そうとしてきたのです。
もちろん治るはずもなく、翌日痛みに耐えられなくなったしろみさんは学校で倒れて病院へ。盲腸の診断と適切な治療を受け、事なきを得たのでした。
何を信じるかは人それぞれ。ですが、子どもの健康にかかわることは、目には見えないものを試すのではなく、速やかに正しい治療を受けるべきだったかもしれません。
飽きっぽい母親の「波動ブーム」 は1年ほどで過ぎ去ったようですが、これからは子どもを巻き込まない方向で、信じられるものが見つかるといいですね。