「やっぱりダメ」え?娘の志望校を突然、母親が拒否!その理由を聞いて唖然とし<毒親と絶縁するまで>
思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。中学3年生のユズさんは、進路を考え始めるように。母親に塾に通いたいと相談しますが、お金がかかると却下されます。しかし母親は、パチンコで数日に数万円を使い込むのでした。そんな中、ユズさんは高校の学校見学会で、自分のやりたいことが叶いそうな理想の私立高校を見つけます。しかし母親の希望していた公立高校とは違うため、怒られるのを覚悟で相談してみることに……。
お金がないからと塾に行けなかったユズさん。公立より私立のほうが学費がかかるのはわかっていますが、諦めきれませんでした。
予想外の反応をする母親
ユズさんが私立に行きたいと打ち明けると、その学校が有名私立だったことで、鼻高々だと歓喜する母親。
ユズさんは予想外の反応に本当にお金は大丈夫なのか聞きますが、母親はなんとかなると言って話を流し、買ったばかりの指輪を見せつけます。
ユズさんは家計に余裕があるのだと安心し、その後はさらに勉強に打ち込むように。
学校でクラスメイトに宿題を押し付けられることもありましたが、真面目に努力していれば自分のためになると信じて疑いませんでした。
「私立には行かせられない」
しかし、願書を出すタイミングで、お金がないからダメだと言い出す母親。
ユズさんは以前母親が大丈夫と言ったことや、祖母の残したお金を学費にあてると言っていたことを説明しますが、母親の怒りスイッチがまた入ってしまいました。
ユズさんを身勝手で約束破りだと罵倒し、公立に受かればパソコンを買ってやると言って押し切ります。
ユズさんは言い返す言葉が出ず、モヤモヤを募らせるのでした。
ユズさんの志望校に受かりたいという夢を、いとも簡単に打ち砕く母親。
ユズさんは事前に相談もして、家でも学校でも努力していただけに、後出しでダメだと言われるのはショックが大きかったでしょう。
希望する高校を目指していいと言ったりダメだと言ったり、母親の気分次第で大事な進路を決められたくないですよね。
ユズさんが期待を裏切られてどれだけ絶望したか、母親には子どもの気持ちを想像してほしいものですね。
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著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ