「怖いよぉ」麻酔を使わないで体の一部を切る?!その痛みは…!<HPVかも?>
妊娠出産で経験したことをマンガにし、Instagramで発信しているふるみさん。彼女は一度、妊娠9週目に流産を経験し、流産の手術を受けました。術後の検診を受けているとき、子宮頸がんの主な原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)がいる可能性があると医師から告げられ、HPV検査を受けることに。検査の結果はハイリスク陽性で、ふるみさんはさらに検査が必要になりました。
痛い? 痛くない?
HPV検査を受けた結果、ふるみさんはハイリスク陽性(子宮頸がんに進行しやすい13~15種類のうちのいずれかのウイルスが検出された状態)と診断されました。そのため、組織診という病変の一部をとって顕微鏡で調べる検査が必要になったのですが、一度生理がきたあとでなければ検査を受けることができません。
一般的に、流産手術のあとは2カ月ほど生理がこないことに加え、ふるみさんはPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の可能性があり、月経不順。そのため、生理がきたのは手術後3カ月が過ぎたころでした。
出血が止まったことを確認したふるみさんは、組織診を受けるため、すぐに病院へ向かいます。
ふるみさんはまず、コルポスコピー検査(コルポスコープという拡大鏡を使って子宮頸部を観察する検査)を受けることに。検査中「見た感じ、がんではなさそうだよ」と医師に言われ、ひと安心のふるみさん。続いて、組織診を受けることになったのですが、麻酔なしで組織を切り取るという想像できない痛みにとても不安な様子……。
いざ検査が始まると、パチン! パチン!とはさみで切る音が聞こえ、驚いたふるみさん。けれど、想像していたよりも痛みは少なく、耐えられるほどの痛みだったと言います。無事検査は終了し、2週間後に結果を聞きに行くと……異常なし! ふるみさんは、不安だった気持ちから一気に解放されました。
ただ、ハイリスク陽性には変わりありませんので、半年後に再度子宮頸がん検診と、翌年から1年に1度検査を受けるよう医師から言われました。
HPV検査の結果が出るまでとても時間がかかりましたが、何はともあれ、がんになっていなくて本当によかったですね。
子宮頸がんの予防や早期発見のために、定期的に検診を受けることが大切です。20歳以上の女性は2年に1度、子宮頸がん検診を受けることが国から推奨されています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
ふるみさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね♪
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
著者:マンガ家・イラストレーター ふるみ
この記事もおすすめ
提供元の記事
関連リンク
-
『ウーマン・オブ・ザ・イヤー2026』大賞は、ドバイ万博の資材を⼤阪・関⻄万博でリユース。画期的な資材リユースで「循環型建築」を実現した、 永⼭祐⼦建築設計 取締役 永山祐子さん
-
自分らしく輝く、すべてのワーキングウーマンのための総合イベント 「WOMAN EXPO 2025 Winter」、 東京ミッドタウン・ホールで11月29日(土)開催、 参加の事前申込(無料)を受付中!
-
new
「男子が奢りたくなる女性」という魔法の4つの特徴
-
一人暮らしで救急箱は備えてる? 年末は中身を見直そう!【働く女性にアンケート】
-
解熱鎮痛剤を常備している女性は約7割! 服用時に不安なことは?【働く女性にアンケート】