「お母さん苦しそう…」母のお見舞いに来た双子は、まさかの光景に言葉を失い<母子家庭で育った双子>
むやさんは、双子の姉妹・うやさんと母子家庭で育ちました。そんなむやさん姉妹が体験した、幼いころから現在までのお話をご紹介します。逆子で生まれた、むやさん姉妹。むやさんの母は産後のダメージでボロボロの中、育児に奮闘していました。その間に父が他界。むやさんたちは父の日に向けた幼稚園での制作の際、不満に思うこともありましたが、運動会などのイベントや寝る前にはいつも母が傍にいてくれたため、寂しさは感じませんでした。その後姉妹は、やんちゃな小学生に成長。母は体調を崩し、通院しますが一向に良くならずついに入院します。
親戚が世話をしてくれることになりますが、うやさんが号泣する日々に、むやさんはその光景を見て妙に冷静で……。
お母さんのお見舞いへ
学校で知らない先生から母の入院を心配され、「私はどうして知っているの!?」と困惑しました。あとになって考えてみれば、母子家庭だったため気にかけられていたのではと思います。
そしてある日、私たち姉妹は母が入院する病院へお見舞いに行くことになり……。
むやさんとうやさんは浮足立って病室に到着しますが、母は親族など大人たちに囲まれ、入り込むことができませんでした。そして、かろうじて確認できた母親の姿は、手術後だったこともあってか弱々しく苦しそうでした。
いつもの元気な母親とはまったく違う様子に姉妹は不安を抱えながら帰宅しますが、その後母親の経過はよく、無事退院できることに。
号泣していたうやさんも、元気をとり戻しました。
しかし退院した母親は、今度は原因不明の頭痛で寝込みがちに……。
手術後とはいえ、母親が苦しんでいる姿を目にしてしまったむやさん姉妹。まだ小学生の2人には、ショックが大きい光景だったのではないでしょうか。
不安な思いや寂しい思いもしたはずのむやさん姉妹ですが、そんな状況下でもひとりではないと思える存在がいたことで、何とか乗り越えられたのかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター むや