「雑すぎない!?」しっかりものの双子の姉は、いつも適当な妹にモヤモヤ<母子家庭で育った双子>
むやさんは、双子の姉妹・うやさんと母子家庭で育ちました。そんなむやさん姉妹が体験した、幼いころから現在までのお話をご紹介します。幼少期に父を亡くしたむやさん姉妹。小学生になり、いつも傍にいてくれた母が体調を崩して入院することに。姉妹は親戚の世話になりますが、妹・うやさんは泣いてばかり。ある日、2人はお見舞いに行きますが、術後で苦しそうな母を目にして不安を抱えながら帰宅します。その後、母の体調は良くなっていき、無事退院することができたのですが……。
姉妹で母の看病の仕方に差が…
私たちは母が退院してとても喜びましたが、今度は原因不明の頭痛で、母はほとんど起き上がれなくなってしまったのです。
むやさん姉妹は寝込む母親を心配し、かわるがわる濡らしたタオルを持って看病します。しかし、妹のうやさんが用意したタオルは水滴がしたたるほどびしょ濡れ。姉であるむやさんはそんなうやさんにイライラします。
実は姉妹は、双子でも性格は正反対でした。うやさんは甘えじょうずで、むやさんは甘え下手。例えば、うやさんは肩こりに悩む母親にたくさんの手紙を書きますが、実際に肩たたきをおこなうのはむやさんだけ。それなのに、うやさんは母親から何も言われないことに、むやさんは不満を感じていたのです。
末っ子は甘えじょうずだとよく言われますが、双子のむやさん姉妹も性格に違いがあったようですね。
年齢が離れた兄弟姉妹でも、上の子は下の子のフォローをしがち。双子だと同じ年齢なだけに、より自分と比較して不満が溜まってしまうのかもしれませんね。
とはいえ、うやさんが甘えられるのは、むやさんがしっかりもので頼れるという安心感があるからなのではないでしょうか。みなさんは、兄弟や姉妹間で「性格が違うな」と感じた経験はありますか?
著者:マンガ家・イラストレーター むや