「シーツを汚した…」絶対に母から怒られる。厳しい表情の母がとった行動とは?
大人になった今では生理中に寝る際、新しいナプキンに替えたか、ナプキンはズレていないかなど細心の注意を払っていますが、中学2年生のときの私はそこまで気にしていませんでした。そのため、ある失敗をしてしまうことに……。そのときの母の対応は今でも私の記憶に残っています。
朝起きてプチパニック
これは私が中学2年生のときの生理中の出来事です。初潮は小学6年生でやってきたので、何度か生理を経験し、「生理にも慣れた」と思っていた私。
そんな日の朝、目覚ましに起こされると、パジャマが濡れている感覚がありました。慌てて起き上がりおしりとシーツを確認すると、なんと経血の汚れが。これまで就寝時の経血漏れを起こしたことがなかった私は、焦りでプチパニックになってしまって……。
母の神対応
私は5人家族で、弟2人と父、母と住んでいました。当時、思春期真っ只中だった私は母の厳しさに反発することも多くあり、母に言ったら「怒られるのではないか」という思い、男性である父や弟たちには「経血漏れを見られるなんて絶対に嫌」という思いがありました。そのため「どうしよう……」と悩んでしまって……。すると、なかなか起きてこない私を起こしに母がやってきました。
母は私を見て、「起きてるじゃん。なら早く降りてきなよ」と言い残して去ろうとしましたが、私の様子を見て異変に気づいてくれたよう。
厳しい母に「だらしない」と怒られてしまうとは思ったものの、母に打ち明けるしかないと思った私は、半泣き状態で「ベッドもパジャマも血で汚しちゃった……」と母に伝えることに。すると、一瞬で状況を理解したのであろう母は「わかった」とひと言。
母はサッと汚れたシーツを外し、私の着替えをポイッと渡してくれ、「今日は大サービス。布団は家族みんなにわからないように洗うし、パジャマも下着も丸めて置いといて。今日はお母さんが全部やっとく!」と、言ってくれたのです。普段、「自分でやりなさい!」とよく言う母からの意外な言葉にビックリもしてしまいました。
その後、私は普段通りに学校へ。学校から帰宅すると布団もパジャマもいつも通りに。弟たちの帰宅より前にこの状態にしてくれていたんだろうなあと、「ありがとう」の気持ちでいっぱいになりました。
何事もなかったのは母のおかげ
その日、母は何事もなかったように振る舞ってくれ、普段通りに過ごすことができました。
家のことをしながら経血で汚れたシーツやパジャマをきれいにして、完璧にセッティングするのは大変だったはずなのに……。
初めての就寝中の経血漏れは気持ちが大きく落ち込みました。ただ、普段は厳しい母が私の気持ちを組みとって、ささっと行動してくれたことがうれしかったです。私にとって神対応でした。当時、反抗期だった私ですが、この一件で「いつも厳しいのは、私のことを思ってのことだったんだ」「母にもっとやさしくしなきゃ」と、 母の偉大さを実感したのでした。
著者/松谷 えりな
作画/ののぱ
監修/助産師 松田玲子
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イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
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