母の茶色弁当が大嫌いだった私「ダサイお弁当恥ずかしい!いらない!」⇒ある日、お弁当箱を開けると?
私が中学3年生のときの話です。高校受験を控え、夜遅くまで勉強する毎日。ずっと勉強している私のことが心配なのか、母がずっと「そろそろ寝なさい」「ちゃんと野菜も食べなさい」と小言ばかりで、勉強の邪魔ばかりしてくるので鬱陶しく思っていました。
イライラした私は、「何時まで起きてようが私の勝手でしょ? いちいちうるさい!」ときつい言葉で返してしまうこともしばしば。私は、家族の面倒ばかり見ている母のような人生は送りたくないと思っていました。
母に「こんなダサいお弁当箱も恥ずかしい!」
私の通う中学校は給食がないので、毎日お弁当を持って行きます。母が毎朝お弁当を作ってくれるのですが、毎日卵焼きとウィンナーやきんぴら、煮物など茶色おかずばかりで、友だちの前で食べるのが恥ずかしく、嫌でした。
ある朝、また茶色いお弁当を手渡してきた母に「お母さんのお弁当、もう飽きちゃった。
こんなダサいお弁当箱も恥ずかしい!」と思いをぶつけてしまいました。そして、「今日からコンビニで買うから」と宣言したのです。
コンビニ弁当を食べ続けているうちに
しばらくはコンビニのお弁当や菓子パンを選ぶのが楽しかったのですが、少しずつ飽きてきてしまいました。そのうち疲れを感じるようになり、夜もよく眠れません。加えて、ニキビと便秘にも悩まされるようになってきました。
次第に母のお弁当が懐かしく、恋しくなってきたのです。
母が救急搬送!?
授業中に母のお弁当のことを考えていると、教頭先生が「お母さんが救急車で病院に運ばれたらしい! すぐに行きなさい!」と教室に駆け込んできました。
母に酷い言葉を言ってしまった後悔で胸が痛む思いをしながら、病院へ向かいました。
父の話によれば、駅で足を滑らせて階段から落ちてしまったのだそうです。命に別状はないものの、しばらく入院することになりました。
母が電車で出かけていたのは、私のために新しく、かわいらしいお弁当箱を購入するためだったのです。
ありがたみを知って
その事実を知って、私は「お母さん、もう会えないのかと思っちゃったよ……」と、母の前で大泣き。入院中は家族みんなで家事を協力しながら頑張ると伝えました。
私は料理担当になったのですが、想像以上に大変でした。
献立を考えて買い物に行き、料理を作って片づける……さらに母は栄養面も考えてメニューを工夫してくれていたようです。
大変さを身をもって思い知り、これを毎日続けてくれていた母へ、感謝と罪悪感の気持ちでいっぱいになりました。
入院中、母がしていたこととは
その後、母は無事退院し、ある朝またお弁当を作ってくれました。ピンク色のかわいいお弁当箱。蓋を開けると、まるで雑誌に出てくるようなカラフルでおいしそうなお弁当が!
母は入院中、お弁当づくりの本や動画を見ながら勉強をしていたとのこと。
私があんなにひどいことを言ったのに、母は笑って許してくれ、その上私のために努力までしてくれたのです。私は泣きながらようやく謝ることができました。
親がいつもそばにいて、お弁当を作ってくれることは当たり前ではありません。日々感謝をして、気持ちを言葉で伝えられるといいですね。
著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
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