母の茶色弁当が大嫌いだった私「ダサイお弁当恥ずかしい!いらない!」⇒ある日、お弁当箱を開けると?
そのうち疲れを感じるようになり、夜もよく眠れません。加えて、ニキビと便秘にも悩まされるようになってきました。
次第に母のお弁当が懐かしく、恋しくなってきたのです。
母が救急搬送!?
授業中に母のお弁当のことを考えていると、教頭先生が「お母さんが救急車で病院に運ばれたらしい! すぐに行きなさい!」と教室に駆け込んできました。
母に酷い言葉を言ってしまった後悔で胸が痛む思いをしながら、病院へ向かいました。父の話によれば、駅で足を滑らせて階段から落ちてしまったのだそうです。命に別状はないものの、しばらく入院することになりました。
母が電車で出かけていたのは、私のために新しく、かわいらしいお弁当箱を購入するためだったのです。
ありがたみを知って
その事実を知って、私は「お母さん、もう会えないのかと思っちゃったよ……」と、母の前で大泣き。入院中は家族みんなで家事を協力しながら頑張ると伝えました。
私は料理担当になったのですが、想像以上に大変でした。
献立を考えて買い物に行き、料理を作って片づける……さらに母は栄養面も考えてメニューを工夫してくれていたようです。