「ありません!」自分に向けられていない質問に答える母…もう会話は難しい? <母の認知症介護日記>
当たり前のように割り込みをしてしまいます……。
ここまでひどくなる前にも、数日前に会ったことを忘れて姉・なーにゃんと話していたこともありました。
この日は、なーにゃんの家に行くことになったのですが……。
案の定、迷子に。
いつものように診察を終えると、先生が「ご家族の方は何かありますか?」と聞いてくれました。すると、なぜかあーちゃんが朗らかに「はい! ありません!」と堂々と答えていて……。
私が「短期記憶はかなりひどくなっています」と伝えると、それに対する返事なのか? 「大丈夫よね!」と横で言っています。まったく会話がかみ合わず、改めて症状が進行していることを実感したのでした。
それからしばらくして、あーちゃんと姉の家に行くことになりました。もうひとりでは行けないだろうと思い、最寄り駅で待ち合わせをしたのですが、案の定あちこち歩き回り、目印の建物も通り過ぎる始末。