「生意気な子だけど…」ひとりの大人として放置子の女の子にできることとは<放置子と出会った話>
主人公は、3歳の娘・まなみのママ。外遊びが大好きなまなみは、毎日のように公園へお出かけ。そんなある日、まなみママは公園で5歳くらいの女の子と出会います。公園のどこにも女の子の親が見当たらないことがまなみママは気がかりです。ママ友から女の子は近所で知られた放置子だと教えてもらったまなみママ。乱暴な言動を繰り返す女の子に腹を立てながらも、女の子にどう接したら良いのか悩みます。女の子と会わないまま月日が流れ、まなみは幼稚園生に。その間も、まなみママは女の子がどうしているのか気になっていました。
ひとり時間ができたまなみママは買い物に出かけることにしました。すると、通り道の公園で……?
あの子に対して私ができることは…
まなみママは通り道の公園で、女の子の姿を見つけました。
女の子はあのころと変わらずひとりです。
「おーい! こんにちは〜!」
まなみママは女の子に、明るく声をかけます。まなみママの態度に少し戸惑った様子の女の子は「うるさーい!」と言いながら、その場から逃げ出してしまいました。
声をかけたことはただの自己満足かもしれないけれど、それでも、女の子の人生が幸せなものであることをまなみママは願うのでした。
女の子に対して、自分ができることを考えていたまなみママ。
特別なことではなく、女の子に普段と変わらない態度で声をかけることに。
やはりまなみママの目の前から去っていった女の子でしたが、その顔は心なしかうれしそうです。
これから女の子はどんな人生を歩むのでしょうか。
主人公と同じく、女の子の幸せを願いたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち