「私も刺されるかも」非常識なことを聞く詮索ママ。夫の給料を聞かれて…苛立ったワケは?
夫の転勤で新しい土地に引っ越してきたダイくんママ。近所の公園で3人のママと仲良くなります。あおママとみどりママは常識的な良い人でしたが、家庭の事情を詮索し、頻繁に所在確認をしてくる黒ママに違和感を抱き、付き合い方に悩むようになりました。
ある日、ダイくんママの家に健康飲料の訪問販売が毎週のように来るように。それを断ると販売員は、黒ママから紹介されたと言うのです。
勝手に住所や家族構成を漏らされ腹が立ったダイくんママは、黒ママの家へと向かい、直接「こういうことはもうしないで」と伝えます。
黒ママは素直に謝罪し、そのままお茶を飲んで帰ることに。
家に入るとそこには、水晶玉やわら人形など呪いの道具が置いてありました。
以前「嫌なことをされたら呪うの」と言っていたのが冗談ではなかったと知り、恐ろしくなるダイくんママ。
黒魔術と呪いについて饒舌に話す黒ママを見て、「関わったらいけない人だったのかもしれない……」と、ママ友関係を続けたことを後悔し始めます。
早く帰りたい!でも…
「旦那さんって、お給料どれくらいなの?」
黒ママに夫の給料について聞かれたダイくんママ。
本当は教えたくなかったダイくんママでしたが、呪いのことを気にして教えました。
「それじゃ貯金できないね。ダイくんママも働かなくて大丈夫?」
失礼なことをズケズケと言う黒ママに苛立つダイくんママ。
「黒ママのところはどうなの? 旦那さんのお給料」と聞きますが、うまくかわされてしまいました。
人には聞くくせに自分のことは一切話さない黒ママ。
話したかと思えば自慢話ばかり……。
ダイくんママは、いよいよ黒ママとの付き合いがしんどいと感じ始めました。
しかし子ども同士が仲良しなことと、自分も呪われるかもしれないという恐怖がダイくんママを襲います。ダイくんママは夫の転勤を静かに願うのでした。
他の家庭の金銭事情を聞きたがる黒ママ。お互いが納得し合って話しているならいいのですが、お金のことは聞かれたくない人が多いのではないのでしょうか?
黒ママは好奇心で聞いているのかもしれませんが、ダイくんママは嫌な思いをしています。黒ママには人に質問する前に「相手を嫌な気持ちにさせないか」と一旦考えてみてほしいですね。
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著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ