「えっ!?」問題行動を繰り返す犯人についに制裁が!問題児が学童を追い出された真相とは…
赤井さんは夫と娘の3人家族。民間学童保育に通う娘が小学3年生のときのお話です。ある日、学童から帰宅した娘が、泣きだし、大切なメモ帳がぐちゃぐちゃになってしまったと言いました。後日、同じ学童のホウサクくんとナエコちゃんきょうだいの仕業だと判明します。このトラブルをきっかけに、娘は学童を辞めてしまいます。
夏休み中のみ学童へ通い始めた娘を迎えに行き、米田先生とホウサクくんに暴言を吐かれた話に。娘を気遣い「明日も来られる?」と尋ねる米田先生。娘は大丈夫と答え「あのときは、学童に関係ないメモを持ち込んだ私が悪い」とメモ帳事件を振り返り反省を見せます。
すると米田先生は、不要なものを持ち込んだことは良くない。しかし、他人の持ち物を平気でキズつけることが間違っている。だから「持ってきたから悪い」と自分を責めてはいけないと娘を諭します。 米田先生の話を理解した娘は、納得したうえで「もう学童に関係のないものを持ち込まない」とポツリ。米田先生は、自分を守る方法のひとつとしていいね! と娘の考えを肯定するのでした。
犯人の1人が学童を辞めた!?
学童からの帰り道、娘と1日の出来事を話す赤井さん。学童を楽しめたようでホッとしていると娘から事件の犯人、ナエコちゃんが学童を辞めていたと聞かされます。
理由を聞くと、娘が学童を退所した後、学童の経営者である畑山さんが「学童の運営を妨げるような行動を起こしかつなおらない場合は、学童側からその子どもを退所させることがある」という内容の手紙を配布したと言います。
すると、「このプリントはオレらへのあてつけか!!」と怒鳴り散らす電話が。その電話の声はホウサクくんとナエコちゃんの親からでした。あまりの剣幕に怯える指導員に代わり、学童経営者である畑山さんが直接説明します。するとホウサクくんとナエコちゃんの親は急に態度を変え、辞めさせられたら困ると泣きついてきたのです。
この一件で大人しくなったホウサクくん。しかし、妹のナエコちゃんの態度は変わらず、自分より弱そうな相手を選びその子の持ち物をわざと持ち出すということを繰り返していたのです。この行動を見過ごすわけにはいかないと、学童の指導員である実田先生がナエコちゃんの親へ連絡をします。学童経営者である畑山さんの配布した手紙
の通り、問題行動を繰り返し改善の兆しのないナエコちゃんは学童を去ることとなったのでした。
思いもよらぬ告白と子どもたちの情報網に驚く赤井さん。さらに、驚きの報告は続くのでした。
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問題児、ナエコちゃんの退所には驚きましたね。一度大きなトラブルを起こしていても反省をせず、悪事を繰り返すナエコちゃん。どんな気持ちで問題行動を起こしているのか、本心が気になります。
著者:マンガ家・イラストレーター 赤井ふみ