赤ちゃん連れで初めて公園へ行ったパパ。近寄って来た女の子がまさかの一言!思わぬ展開に!?
主人公のパパはママと娘の香奈ちゃんとの3人暮らし。慣れない育児と仕事の両立に悪戦苦闘しながら毎日を過ごしていました。ある日、些細なことで2歳の香奈ちゃんとケンカになり「あっちいけ!」と怒鳴ってしまったパパ。すると少し目を離したすきに香奈ちゃんの姿が家の中から消えてしまいました。家の外で香奈ちゃんを探し回っていたパパは、ふと香奈ちゃんが生まれたころのことを思い返します。
元々子どもが苦手だったパパは、日々仕事と育児に追われる中で次第に香奈ちゃんのことが負担になっていました。
そんな中、急遽ママが1週間入院することになり、ひとりで子育てする孤独さと命の重さを痛感。
ママが退院したあと、飲み歩いてリフレッシュしたパパ。
しかし、その後ママが発熱し、再び香奈ちゃんをひとりでお世話することに。
そして、ママが体調を崩して3日経ったころ、パパはママに促されて、香奈ちゃんと公園へ行くことになりました。
初めて公園へ行くと思わぬ事態に
まだ遊具で一緒に遊べない赤ちゃんと公園へ行く意味ないだろ……
パパは、ベビーカーの中で眠る香奈ちゃんの横でスマホを見ていました。
そこへ女の子が駆け寄ってきます。
しかし、子どもが苦手なパパは、どう接していいのかわかりません。
「おじさん、こわーい!」
女の子が逃げた先には、パパに冷たい視線を送っていた母親の姿が。
「うちの子に、何したんですか!?」
理不尽に感情をぶつけられたパパは、何もしていないと弁解したうえで、
「親ならば、ちゃんとお子さんの様子を見ていてはいかがですか?」
そう言い返し、公園を後にしたのでした。
決してパパに悪気があったわけではありません。
ただ、自分に対してぎこちなく接する姿に、女の子は不信感を抱いたのかもしれません。
公園はさまざまな価値観を持つ人が利用します。戸惑うこともあるかもしれませんが、お互いに理解し合って過ごせるといいですね。
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著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち